112話 失敗作
研究所と取引先のデータ保管庫に入った
白波リュウ、赤坂ヒョウ、青柳アリサ
、金村セイ、緑川レンの前に
蛇の能力者・船橋トグロが現れる。
赤坂ヒョウ「"火の素""火炎乱射銃"」
銃のように構えた両手の指から
炎の銃弾を乱射する。
船橋トグロ「無駄よぅ!"蛇舞華"」
船橋は蛇の体をくねらせ炎の銃弾を全て避ける。
金村セイ「"雷の素""雷撃光波"」
雷は床に手をつき地面に対して流した電気を
船橋まで伸ばし感電させた。
船橋トグロ「あぁぁぁ!効くわねぃ!」
金村セイ「お前らこの部屋から出ろ!!
ここは俺に任せた!」
白波、赤坂、青柳、緑川は保管庫の
ドアから外に出る。
船橋トグロ「逃がさないわよぅ!」
数匹の蛇が床を這って白波一向を追う。
金村セイ「"雷の素""起動源"」
ドアの開閉スイッチに雷を当てる。
ドアは完全に閉まり保管庫は金村と船橋だけに
なった。
船橋トグロ「まずいわねぃ・・・所長!!
奴らがあの部屋に近付いてってますわよぅ!」
船橋は無線で千葉に連絡した。
千葉アラタ(無線)「そう慌てないで下さい。
木更津が部屋の近くにクモの巣を貼っています。
それに万に一つ子供達の部屋に着けたとしても
この研究所からは出られませんから。」
船橋トグロ「それもそうですわねぃ!」
千葉と船橋は無線でのやり取りを終える。
◆特殊能力研究所 1階 研究室
千葉アラタ「木更津!聞こえましたか?
恐らく白波リュウ達が子供達の部屋に向かいます!
クモの糸が反応したらそちらへ行ってください!」
木更津イト(無線)「了解したねん!」
◆特殊能力研究所 5階 廊下
白波、赤坂、青柳、緑川は子供達のいる部屋を
目指して走る
目の前に狼、ライオン、水牛、ゴリラ等の
猛獣の群れが現れる。
青柳アリサ「ふぅ・・・蛇やコウモリはいない!」
白波リュウ「けど、コイツらなんか様子が変
じゃねぇか?」
緑川レン「彼らは獣人薬の被験者になって実験に
失敗した人達だよ!実験に失敗すると人格を
失って動物とも人間とも言えないただの暴走した
猛獣になるんだ!」
白波リュウ「人間をなんだと思ってやがる!」
赤坂ヒョウ「特殊能力研究所に思想なんてねぇ!
犯罪組織でも特殊能力対策機関でも構わないから
自分達の研究した技術をひたすら広めて成功例を
たくさん生み出したいだけだ!人間は所詮その
ための道具としか思ってねぇよ!」
青柳アリサ「きゃ!意思はないけど力は本物よ!」
青柳はゴリラの獣人らしき男に
押さえつけられていた。
白波リュウ「あまり気が乗らねぇけど、本気で
いかないとヤバそうだな!」
赤坂ヒョウ「あぁ!自我がない分、力と勢い
だけで襲ってきやがる!」
白波、赤坂、青柳は猛獣の群れを次々に
薙ぎ倒して行った。
緑川レン「この人達強い・・・猛獣達に自我は
ないけどタフさも狂暴性も本物なのにそれを
次々に・・・」
緑川が呆気に取られている間にも猛獣達は
全滅していた。
青柳アリサ「ハァハァ、何とか片付いた!!」
赤坂ヒョウ「硬ぇし、すぐ復活するし
キリがねぇ!」
白波リュウ「コイツらさ・・・元々は普通の人間
だったんだろ?やっぱり許せねぇよ!」
白波は更に勢いを上げて廊下を走る。
緑川レン「ま・・・待ってよ!!」
赤坂、青柳、緑川も後に続いて走り出す。
しかし、突如4人の走る勢いが止まる。
白波リュウ「あれ?体が動かねぇ!」
赤坂ヒョウ「俺もだ!どうなってやがる?」
青柳アリサ「見えない何かに体が固定されてる!」
緑川レン「木更津さんの能力だ・・・やっぱり
研究所にもクモの巣を張ってたか!」
そこに1人の女性が歩いてくる。
木更津イト「えへっ!!" 闇蜘蛛 "」
白波リュウ「今度は誰だ!?」
木更津イト「私はクモの能力者、木更津イト!
これは目視できないほど細く強靭なクモの糸を
辺りに張り巡らす技" 闇蜘蛛 "
本当はさっきの猛獣達を押さえるために
使ってるんだけどねん!もっと獣みたいな人達
捕まえちゃったん!」
★木更津 イト
→能力 : 蜘蛛の素
→特殊能力研究所 戦闘員




