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エレメント  作者: ホワイトドラゴン
第五章 特殊能力研究所編
121/149

110話 何となく

◆特殊能力研究所 3階廊下


白波リュウ一行は

記憶喪失の研究員・緑川レンを連れて

誘拐された子供達が監禁された部屋を探す。


緑川レン「あんな事聞いて千葉さんが答える訳

ないでしょ!」


白波リュウ「ああ、それもそうだな!だから、

お前に聞く!子供達はどこに閉じ込められてる?」


緑川レン「僕は能力の種を出す力が有ってここに

置いてもらってるだけだから詳しい事は知ら

されてない!て言うかそれを知ってどうするの?」


白波リュウ「俺達はこれから特殊能力研究所を

ぶっ壊す!だから、捕まってる奴らがいるなら

全員逃がしたいんだ!」


緑川レン「ハッ・・・(笑)」


白波リュウ「何がおかしい?」


緑川レン「いや、だって僕の事信頼しすぎでしょ!

僕が千葉さんにこの事報告しないって保証は

あるの?」


白波リュウ「何となくお前は良い奴そうだから!」


緑川レン「良い奴そうって・・・リュウ君達

よく騙されるでしょ?」


白波リュウ「うん!しょっちゅう騙されてる!

けど、お前だって能力の種を出すところ俺達に

見せてくれただろ?俺達がお前の力を利用しない

保証は有ったのか?」


緑川レン「それは・・・何となく良い人達に

見えたから!」


白波リュウ「同じじゃねぇか!」


緑川レン「子供達の事だけど、ここに誘拐されて

来てる異能力持ちの子供がたくさんいるのは

知ってる!けど、どこに収容されてるかや何を

させられてるかまでは知らないんだ!」


白波リュウ「お前も子供達を見た事が有るのか?」


緑川レン「うん!何度か一緒に遊んだ!」


白波リュウ「じゃあ、その場所を案内してくれ!」


子供達のいる部屋を目指し向かう中数匹の

コウモリが舞っていた。


赤坂ヒョウ「またコウモリかよ?」


金村セイ「今度は影の能力で出来たコウモリじゃ

なさそうだな!」


黒田シン「フッ!建物の中にコウモリ!

不気味だぜ!」


コウモリの群れはさらに増えた。


青柳アリサ「私・・・苦手かも・・・」


そこに更に大きなコウモリが飛んで来る。


成田ヒビキ「物騒な会話が聞こえてきたんで

飛んで来たらまさかの白波リュウじゃん!」


成田なりた ヒビキ

→能力 : 蝙蝠バットエレメント

→特殊能力研究所 戦闘員


黒田シン「フッ!今度はコウモリの能力者か!」


成田ヒビキ「子供達を逃がす、研究所をぶっ壊す、

それを聞いて黙ってる訳にいかねぇじゃん!」


成田はコウモリの能力者のため遠くの会話も

聞き取ることが可能である。


金村セイ「"サンダーエレメント""被雷身ひらいしん"」


金村は全身から放電し宙を舞うコウモリを

感電させた。


赤坂ヒョウ「"ファイアエレメント""火炎乱射銃かえんらんしゃじゅう"」


赤坂は銃のように構えた両手の指から

炎の弾丸を連射しコウモリの群れに命中させた。


成田ヒビキ「俺の大事なペット達にヒドい事

するじゃん!!"トーンエレメント""超音波ちょうおんぱ"」


コウモリに変形した成田は口を開き空気を

振動させる波動を放った。


数秒間の静寂の後大きな衝撃波が起こり

白波一行は吹き飛ばされた。


黒田シン「"天駆てんかく"」


黒田は空気を蹴って空中を駆けながら

コウモリの群れを次々に蹴り飛ばした。


成田ヒビキ「空中なのに中々の蹴りじゃん!」


黒田シン「フッ!皆先に行け!飛行タイプの

能力者なら俺の出番だ!」


黒田が成田の相手を引き受け、白波、赤坂、

青柳、金村、緑川は廊下をさらに進んだ。


白波リュウ「・・・ちょっと待て!」


子供達がいる部屋を目指して走る最中に

データ保管庫らしき部屋を見つける。


保管庫は厳重に認証型のロックがかかっていた。


緑川レン「ここは取引先に関する名簿ややり取り

の記録が保管されてる部屋だよ。所長が誰も

入れるなって・・・」


白波リュウ「だったら尚更先に確かめときたい

事がある!」


緑川レン「入るにしても認証が取れないとドアの

ロックが解除できない!」


白波リュウ「問題ねぇ!セイ、あれやってくれ!」


金村セイ「分かったよ!"サンダーエレメント""起動源きどうげん"」


金村はドアに対して放電する。

ロックが解除されドアが開く。


緑川レン「す・・・すごい!」


白波リュウ「ここに研究所の取引の記録が・・・」


一同は保管庫に入っていく。

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