105話 組織の希望
捕獲された品川ユウコは白夜二十六区の全軍基地
に連れて来られた。
そんな基地に1人乗り込む渋谷コウイチ。
渋谷コウイチ「ここにいる『白夜二十六区』の
総隊長達は特殊能力対策機関全員を相手にしても
生き残った。恐らく別格に強い・・・」
渋谷は定期的に足がすくんでいた。
渋谷コウイチ「けど、やるんだ!何も出来ず
ミズキさんを失った時のような思いは2度と
したくない・・・」
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時は少し遡り
特殊能力対策機関が占拠され始めた頃
他の隊長が白夜二十六区の対処に当たる中
渋谷コウイチと駒込ユウスケは話し合いを
していた。
駒込ユウスケ「オイラ達の本部近くに不審な
トラックを数台見ちゅけたんだ・・・」
駒込はパソコンで特殊能力対策機関本部の
近辺防犯カメラをハッキングしていた。
渋谷コウイチ「確かにこの辺りじゃあまり
見掛けないですね。」
駒込ユウスケ「『白夜二十六区』はこれに乗って
移動してりゅ可能性が高い!
そこでコウイチに頼みがありゅ!」
渋谷コウイチ「何です?」
駒込ユウスケ「オイラは建物の監視カメラを
チェックして『白夜二十六区』に遭遇しない道を
遠隔で指示するからコウイチは外に出てほしい!」
渋谷コウイチ「皆が必死に戦ってるのに何故?
僕も戦います!」
駒込ユウスケ「『白夜二十六区』のアジトを掴む
ためだ!だからむしろ一番危険な仕事になりゅ!
それに『白夜二十六区』は人数だけでも多い!
正直オイラ達が負けりゅ可能性も高い・・・
コウイチだけでも生き残れば特殊能力対策機関は
どうにかなりゅ!コウイチはこの組織の希望だ!」
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時は現在に戻る
◆特殊能力対策機関 本部 20階 会議室
特殊能力対策機関本部は白夜二十六区により
制圧され隊長達は紫苑トオルと茶屋ハルカの
人質になっていた。
紫苑トオル「誰も知らないのか?渋谷コウイチが
どこへ消えたのか?」
駒込ユウスケ「し・・・知りゃない!監視カメラ
の映像を見てもどこにもいない!」
駒込は会議室に白夜二十六区が来るまでに
渋谷が映った監視カメラの映像を全て削除
していたのである。
茶屋ハルカ「渋谷コウイチの方が人質としての
値打ちは大きいと思うけぇ!早く見つけたいん
じゃけどね!」
紫苑トオル「・・・(ビクッ!)」
紫苑は何かを感じ取り首都トキオの頭に銃を
向ける。
首都トキオ「良く気付いたな!」
紫苑トオル「お前の指先が光るのが見えた。
レーザーなんて放とうとすればお前の頭を
撃ち抜く。俺の動体視力は光の速度にも
追い付ける。」
茶屋ハルカ「さぁ!まずは特殊能力研究所との
取引について認めんさい!子供を誘拐して
研究所に届けてる事も全部証拠は掴んでるん
じゃけ!!」
目黒ケイタ「トキオ司令官!答えてくだサイ!
品川の命がかかってるんデス!!」
首都トキオ「そんな物は知らない。」
◆特殊能力研究所 近海
特殊能力対策機関で混乱が起きている最中
白波リュウの一行は特殊能力研究所に向かう
『白夜二十六区・G街区』の船をのっとり
研究所を目指していた。
白波リュウ「まだ着かねぇな!研究所!」
赤坂ヒョウ「てめぇ!もっと早く進められねぇ
のか!?」
赤坂は銃のように構えた指先を操縦席のメンバー
に向けた。
G街区隊員4「ひぃ・・・これでも精一杯です!
そろそろ着くのでもう少し待ってください(泣)」
黒田シン「フッ!その辺にしといてやれ!」
金村セイ「・・・ん!?」
海から何かが泳いできた。
八潮マンタ「特殊能力対策機関の占拠計画から
外されて暇なんで研究所まで泳いでたら、
白波リュウの一味がG街区の船をジャックしてる
じゃねぇか!」
★八潮 マンタ
→能力 : 魚の素『エイ』
→白夜二十六区 O街区総隊長
男はエイの獣人形態をしており
エイのひれの様な平たく長い腕をしていた。
黒田シン「フッ!妙な魚がいるもんだぜ!」
八潮マンタ「どこへ向かうつもりだ?」
白波リュウ「特殊能力研究所をぶっ壊しに行く!」
青柳アリサ「だから言うな!!!」
八潮マンタ「それは困るな!獣人薬を作れなく
なると『白夜』に取っても痛手なんでな!」
白波リュウ「だったら尚更潰してやる!」




