93話 土属性
◆『白夜』 アジト
高遠スバル「戻ったみたいだね!」
空間が歪みジョーカーが現れる。
ジョーカー「奴らを『G街区』に送ってきた。」
高遠スバル「そうか!ついに白波リュウも
『白夜』に近付いて来たね!」
ジョーカー「天野ダイチが『白夜』について
想像以上に調べていた。厄介な男だ。」
高遠スバル「本当は嗅ぎ回ってるの分かってて
放置してたんでしょ?」
ジョーカー「白波リュウに早く我々に辿り着いて
欲しかったとでも?」
高遠スバル「まあ、そんな所だね!けど、僕は
もっと疑問に感じてる事がある!」
ジョーカー「何だ?」
高遠スバル「何で"土の素"の蕨イワオを
『G街区』の総隊長にしたの?」
ジョーカー「実力ある者には上の地位を与える。
何が不満だ?」
高遠スバル「不満というよりてっきり土属性の
能力者は嫌いかと思って!」
ジョーカー「お前は私を逆撫でしたいのか!!
私は能力の種類で差別をしない!!強い者には
上の位を与える!それだけだ!」
◆白夜二十六区 G街区 岩に囲まれた港
白波リュウ一行は特殊能力研究所行きの船を
奪おうとしたが賞金首換金所の受付をしていた
蕨イワオが現れる。
赤坂ヒョウ「やっぱり、受付じゃなかったか!」
蕨イワオ「すいませんね!お客さん!」
★蕨 イワオ
→能力 : 土の素
→白夜二十六区 G街区総隊長
金村セイ「もうその口調しなくて良いよ!
『白夜』のメンバーなのは薄々感じてたが、
まさか幹部クラスとはな!」
蕨イワオ「特殊能力研究所を潰しに行くと聞いて
お前達を生かしてこの『G街区』から出す訳には
いかない!」
蕨は両腕に突如岩を纏わせ始める。
黒田シン「フッ!"土の素"か!」
蕨イワオ「"土の素""岩鋼鎧"」
両腕に纏った岩は最終的に巨大な手をかたどった。
白波リュウ「アースエレメント・・・」
白波は手を震わせ始める。
蕨イワオ「お前達を討ち取れば四天王に昇進
出来るかもしれねぇ!!」
岩を纏わせた手で殴りかかる。
黒田シン「フッ!"怪脚乱射弾"」
爪先で突くような蹴りを連続で放ち岩の鎧を
破壊した。
蕨イワオ「中々の蹴りだ!だが!」
黒田の横に有った岩の塊が勢い良く飛んでくる。
黒田シン「フッ!!何故だ・・・」
黒田は岩とともに吹き飛ばされる。
蕨イワオ「"土の素"は極めれば周辺にある
土や岩、石など大地に関する物を自在に操れる!
この島全てが俺の一部と思ってくれて良い!」
青柳アリサ「どこから攻撃が来るか
分からないなんて・・・」
蕨イワオ「"土の素""岩柱槍"」
青柳の足場から突如鋭く尖った岩が突起する。
青柳アリサ「危ない・・・」
青柳は岩のトゲをギリギリでかわす。
蕨イワオ「"土の素""弾岩"」
指先から銃弾状の石を青柳に向けて連射する。
赤坂ヒョウ「"火の素""火炎壁"」
火の壁を作り石の弾丸を防ぐ。
青柳アリサ「ヒョウ!ありがとう!!
"水の素""海流水槍"」
掌から直線上に進む流水を放った。
蕨イワオ「"土の素""岩鋼壁"」
蕨の前に岩の壁が現れ流水の攻撃を防いだ
青柳アリサ「そうだった・・・水属性は土属性
が弱点だった・・・」
蕨イワオ「その通り!相性が悪かったな!」
白波リュウ「岩の壁、岩のトゲ、岩の塊・・・」
白波リュウは過去を思い出し震えていた。
土属性の特殊能力対策機関の隊長ツチノコに
幼馴染みの朝倉ミズキは誘拐され、
ツチノコが起こした岩塊の攻撃から白波を
守った事で亡くなった。
白波は土属性でありツチノコと戦闘スタイル
も似ている蕨を見てトラウマを呼び起こして
いた。




