91話 金村セイ
天野ダイチと特殊能力隊長機関1~12番隊隊長
が戦いになり天野ダイチが圧倒的に有利になる中
特殊能力対策機関最高司令官の首都トキオが
突如現れる。
白波リュウは首都トキオの姿を確認すると怒りの
表情を浮かべていた。
渋谷コウイチ「まさか司令官直々に来て
いただけるとは!けど、本部に戻るんですか?」
首都トキオ「戻るぞ!本部で大事な話がある!
大きな事件に発展しかねない!」
品川ユウコ「折角、色々纏めて捕まえるチャンス
だったのに・・・」
五反田マサキ「俺様は悲しいぜ!
せめて歌わせてくれ!!」
目黒ケイタ「歌うナ!!俺様の心は既に
折れてイル!追い討ちをかけるナ!」
上野ソウタ「俺達では天野ダイチにはどうせ
勝てない!それはつまり天野ダイチには敵わない
ということだ!」
特殊能力対策機関の隊長達は泣く泣く本部に帰る
準備を始めた。
首都トキオ「お前がうちの元1番隊隊長を殺した
白波リュウか?」
白波リュウ「あぁ!殺した!!その時の
記憶はねぇけど後悔してねぇ!!」
首都トキオ「・・・そうか!!」
白波リュウ「俺もてめぇに聞きたい事がある!」
首都トキオ「なんだ?」
白波リュウ「ミズキを、朝倉ミズキを誘拐する
よう指示したのはお前なのか?」
首都トキオ「だとしたら?」
白波リュウ「お前だけは絶対許さねぇ!!」
首都トキオ「朝倉ミズキは複数の能力を所持出来る
特殊体質だった!そのため犯罪組織に狙われる
リスクも有った!だから、早めに保護しよう
とした!ただ、それだけだ!」
白波リュウ「てめぇらが連れてこうとしたのは
特殊能力研究所だろ?」
首都トキオ「その通り!少し能力の研究に
協力してもらう目的も確かに有ったが身柄は
きちんと守るつもりだった!」
白波リュウ「嘘つけ!特殊能力研究所は犯罪組織
とも繋がってる!安全なんてありゃしねぇ!」
首都トキオ「そんな証拠はどこにある?」
白波リュウ「ミズキを殺したのは・・・
てめぇらだ!!!特殊能力対策機関!!」
首都トキオ「それは違うと断言する!!
お前は朝倉ミズキを助けるために現場へ行った!
だが、連れ出そうとした所で不幸な事故に遭い
朝倉ミズキはお前を庇って亡くなった!」
白波リュウ「・・・!?」
首都トキオ「だから強いて言うなら朝倉ミズキを
殺したのはお前なんだよ!白波リュウ!」
白波リュウ「・・・」
白波は何も言い返せなかった。
渋谷コウイチ「リュウ君・・・」
首都トキオ「行くぞ!お前にも辛い過去を
思い出させてしまったな!」
渋谷コウイチ「・・・はい!」
特殊能力対策機関の面々は各々の交通手段で
本部へ帰還する。
白波リュウ「・・・アイツの言う通りだ!!
俺が助けに行かなきゃミズキは死ななかったかも
しれねぇ!」
白波は膝をついて涙を流していた。
天野ダイチ「自分を責めるな!本当の黒幕は
恐らく首都トキオだ!だが、特殊能力対策機関の
現隊長達はほとんどが何も知らない若い世代だ!
恨む対象を間違えるな!」
数日後
白波リュウ一行は新たに金村セイを仲間に加え
『花の国』を発つ準備をする。
金村セイ「じゃあ行くわ!迷惑かけたな親父!」
エレキ「迷惑しかかけてないな!だが、お前が
連れてきた者達のおかげで私の誤解も晴れ
国王の座に戻れそうだ!」
金村セイ「へへ!良いって事よ!」
赤坂ヒョウ「エレキさん!頼みがあるんだが、
静岡トカゲの身柄だけ俺達にもらえるか?」
エレキ「それは構わん!お前達そう言えば
賞金稼ぎだったな!」
赤坂ヒョウ「あぁ!換金所に連れて行く!」
青柳アリサ「ねぇ!もしかして私達初の手柄
じゃない?」
黒田シン「フッ!どういう事情か分からねぇが、
特殊能力対策機関の奴ら誰も捕まえず急いで
戻りやがった!」
白波リュウ「アイツらには毎回邪魔されてた
からな!大金がついに入るぜ!!」
赤坂ヒョウ「お前すっかり元気だな!立ち直って
良かったよ!」
赤坂は『狩人情報室』のサイトに入り
討ち取った賞金首の換金所を探した。
赤坂ヒョウ「ここから近いとこだと『G街区』だけか。」
青柳アリサ「『G街区』?」
赤坂ヒョウ「『二十六区』って言ってな全国に
A街区からZ街区まで26箇所換金所があるんだ!
賞金首をきちんと換金出来るのが初めてだから
お前らにはまだ言ってなかったな!」
天野が『二十六区』という言葉に
反応し立ち上がる。
天野ダイチ「正式名称は『白夜二十六区』
換金所や『狩人情報室』のサイトの管理を
行ってるのは『白夜』と言う組織だ!」
白波リュウ「白夜!?」
天野ダイチ「お前達と別れた後俺は『白夜』に
ついて探っていた!『白夜』の事をお前達にも
話そう!!」




