189回用蘊蓄
<189本文1>
「神様は人に『生めよ殖えよ』と祝福を下さいました。そしてブルヒャルト司祭の『贖罪の本』は、こう述べています。『婦人の口に種を噴出したる者は、三年の間贖罪すべし』と」
「つまり?」
「つまり、男が彼の妻と子供を産み育てる為に準備する事は正しく、己れの快楽の為だけにするのは悪いことです」
<本文ここまで>
Effundens semen in os femine, III annos peniteat;
(ウォルムスの司教ブルヒャルト著 ”Bussbücher” (11世紀)より)
世俗法と教会法の法学者として著作多数。司祭よりも偉い。
<189本文2>
「ブルヒャルト司祭の『贖罪の本』は斯う述べています。『犬のスタイルでしたら十日の間贖罪すべし』と」
「でも、彼が妻と子供を産み育てる為にする事ですよね?」
<本文ここまで>
Concubuisti cum uxore tua rel cum alia retro, canino more ?
Sifecisti, decem dies in pane et aqua poeniteas.
(同上)
alia retro:他者の背後
canino more:犬モード




