166回用画像
挿画に代えて史料を紹介します。
《166回本文》
ごつい棍棒持った男たちが酒場に入って来る。
どのくらい『ごつい棍棒』かというと、持ち手のあたりは刀剣並みだが反対側がすりこぎの如くに太くなっている。
地面に突けば腰高くらいの長さの棍棒だ。
確か以前、異世界人だと名乗る妙な男が『やきうのばっと』とか呼んでいた様に思うが意味がわからないので『粉砕バット』と仮称する。
さらにそれの先端に突起部があり、革の鞘が被っている。
《本文ここまで》
武器Goedendag
public domain画像
Kortrijkの戦いでフランス騎士を迎え討つフランドル軍。
棍棒とパイクを合体したような武器Goedendagで武装している。
パイクのように構えて騎兵の突進を阻止し、鎧の上からバットで殴ってトンガリで刺す。
見切れているがフランス騎士はフルフェイスのポッド兜に馬上槍で突撃してくる。
フランドル軍は鎖帷子に丸ヘルだが、ヴァリャーギっぽいゴーグル型のフェイスガードを付けているようにも見える。
しかし、なんで武器の名前が『こんにちわ』Goedendagなのだろう?
殴る前に「こんにちわ」と挨拶するのだろうか。




