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141回用画像
本編は夕刻にUPします。
挿画に代えて史料を紹介します。
《141回本文》
多くの場合、被り物は社会的地位を表す。
伯爵が判事として働く時の丸い三つ山帽とか、代官の独特なとんがり帽とか。
いまエルザが見つけて来た笊を伏せたような麦わら帽子は、村長のものだ。なぜ河原に捨てて有ったかは知らないが。
《本文ここまで》
社会的地位を表す中世の被り物各種
Sachsenspiegel-Heidelberg版装飾写本よりコラージュ
図右下の(左)が「伯爵が判事として働く時の丸い三つ山帽」、(右)が「代官の独特なとんがり帽」
図左下が「笊を伏せたような麦わら帽子」で、村長が被る。
図左上、図中上は領主階級の金属製サークレットをつけており、図左上は大公の頭巾の上から、図中上は直接。
図右上は司教の二つ山冠。