お土産
朝のラッシュ時の電車の中
休み明けの月曜日、どこに遊びに行ってきたのかお土産と思える袋を下げた人を見かけます。
特に連休明けは必ずと言っていいほどお見掛けします。
私も、遊びに行くとよく会社の同僚にお土産としてクッキーを買って、配ったりします。
買うのはいいのですが、強敵は電車の中。
よく他の人で、会社で配りながら「満員電車で割れちゃったんだ。ごねんね。でも味は変らないから」と言って袋の中で欠けたおせんべいを配っている同僚がいました。
折角買ってきたのに、満員電車で押しつぶされ、さぞ悔しい思いをしているかと思います。
連休明けは特に混むからと、2,3日経った後に持ってくる人等、それぞれに工夫を凝らします。
私は、絶対に網棚の上。
急いで麻績棚の上のスペースを見つけ、そこに置きます。
それがない時は、袋を抱っこする様にガードをしたことがありましたが、上半身って結構押されるんですよね。
それよりも押元の方が空間があることに、ある日気が付き、それからは鞄と同じように下げて持ちます。
まあ、混雑に応じて臨機応変というところでしょうか。
そんな苦労をして会社に持って行っても、ごく一部の人から「美味しかった」のひと言をもらうだけ。
でも、無事に運べると、なんだか達成感を感じるのは、わたしだけ?
以前、お土産に“フォーチュン・クッキー”を持ってきた強者がいました。
“フォーチュン・クッキー”、三角錐の様な形のクッキーで、中にはおみくじが入っているお菓子です。
最初知らずに一口で頬張ったら、周りから止められました…。
そんな立体的なお菓子、満員電車で砕けたらどうするのでしょうか。
「割れないように、今日はそのために、遅刻してきたのよ。」
その人は言った気がします。
「あの、朝一の会議の欠席理由って、それ?」
「あっ、持ってくるのに夢中で、忘れてた。」
明日も同じ電車に乗ろう。




