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網棚

朝のラッシュ時の電車の中。


いつものように、座れずに立ってつり革に摑まります。

その時は、必ずカバンを立てて網棚の上に載せます。

私の鞄の中は、お弁当、水筒、ノートパソコンが入っていて、朝は5キログラムをはるかに超えた重たさになります。

そして鞄は大きいのですが自立型。

ちゃんと鞄の下に足が四つ付いているタイプです。

なぜ、自立型?

それは、一度水筒の中蓋のパッキングが外れていたのに気が付かず、冷たいお茶を満タンにして網棚に横むきで置きました。

当然、雨でもないのに、電車の中なのに水が垂れ、下に座っている女の人が怪訝そうな顔で私を見ます。

「しまった!」

事態を把握し、素早く鞄を下ろし、女性に平謝り。

鞄の中は洪水状態で大変な目に遭ったからです。

自立型で中の水筒ごと立てておけば、パッキングが外れていても大丈夫。

周りの人に迷惑を掛けることはありません…。

そう言えば、昔の網棚は、写真で見ましたが本当に紐で編んである網棚でした。

その網棚をハンモック代わりにして寝ていた人がいたとお年寄りから聞いたことがあります。

涎が垂れたらどうするんでしょう。

私が網棚に荷物を載せ始めた頃は金属の網でした。

それでもバランスが悪く倒れてしまいますよね。

電車の会社もいろいろと改良を加えてのでしょう。

今では、金属の板が渡っていて、鞄を立てていても大丈夫な棚になっています。

ガタン

電車が動き出し、揺れた瞬間に私のカバンが網棚から落下し、座っていた女性に直撃。

平謝りの私に、当たり所が良かったのか、むっとした顔で睨まれただけでした。

「鞄の中の荷物の入れ方、きちんと考えなさいよ!」

と怒られた気がします。

「はい、すみません。」

いくら、網棚が発展しても、鞄自体がバランスが悪かったらどうしようもありません。


明日は、鞄の中身のバランスに注意しよう。

挿絵(By みてみん)

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