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71.チーフアーミークラブ亜種戦の後

俺は、塞いでいたトーチカを空ける。


中を確認。

疲れていそうだが、彼女が笑顔でいた。

その側にニー君もいる。

そして、覗き窓付近にいたヨッ君が、

触手を使い俺の頭の上に乗ってくる。


彼女、ニー君、ヨッ君、皆無事のようだ。


皆で外に出る。

外に出ると、彼女が周囲探知の魔法を使う。


…どうやら、敵はいないようだ。



辺りには、倒したアーミークラブが、、、

数で20ぐらいだろうか?

それと、大蟹が一匹。


マンドラゴラ達は、早速倒したアーミークラブを解体。

そして、、、、



食べていた、、、。



生だし、時間は少し空いたとはいえ、昼食で三度目だ。


マンドラゴラたちの食欲は本当にパワフルだわぁ~、、、。


、、、まあ、俺も魔素の回復をしたいし、

この流れに乗るとするかな。

手近なアーミークラブを解体。

そのまま中身を…!!


おお!生でも行ける行ける!!


ただ、寄生虫とかが居るかもしれないし、

彼女には進めない方が良いだろう。



俺とマンドラゴラが「続・昼食」を楽しんでいる間、

彼女はアーミークラブの魔晶の有無を確認しながら、

状態の良い脚を中心に集めていた。

確かにこいつの身、かなり美味いし、

魔晶が取れるなら有りがたい。


彼女の作業を見ると…。

どうやら魔晶はアーミークラブの胴の

中央より少し後部に有るようだ。


俺も手元のアーミークラブを解体するが、

魔晶は無かった。


魔素量が回復した所で、

俺も魔晶集めを始める。

成果は4個。

大蟹から3個と普通のアーミークラブから1個。

彼女の方も似たりよったりの成果だったようだ。

大蟹の左鋏にはしっかり金属弾が入っていたので、

こちらもちゃんと回収。

金属は大事にしないとね。


大蟹の方は、甲殻も厚く解体しずらかった。

それに、やはり傷の修復跡が気になった。

特に左目。


種族的にはアーミークラブに近いようだが、

二回りほどサイズが大きいし、

左右対象ではない体。

少し、同種とは言いづらい。


アーミークラブの進化した者か??


もしそうなら、

進化の過程で傷が癒えるような

事が有るのか?

それとも、ただ長い間に回復したのか??

甲殻類は脱皮すると欠損部が、

再生する事が有るって聞いた事有るしな、、、。


脱皮による再生なら仕方ないが、

もし、進化の過程で目が治ったのだとしたら、

俺のこの右目を治す方法が見つかったかもしれない。


ゴーレムと蟹だから、

大分違いが有るだろうが、少しだけ望みが生まれた。


まあ、この視野にも大分慣れて来た所だし、

治せるなら、この右目を治したいものだ。



さて、、、。


俺達が魔晶を集める間に、

マンドラゴラ達の前には、

それぞれ中身の抜かれた

アーミークラブ一匹分の甲殻が残っていた。


どうやら、丸々一匹づつ平らげたらしい。

自分よりも大きいサイズなのに、、、お見事。


ニー君はパンパンに膨れた腹を抱えながら、

幸せそうに、仰向けになって伸びている。

ヨッ君の方は、新にもう一匹のアーミークラブに

取り付いていた。

トーチカ前で、彼女に顔を石弾銃で撃ち抜かれた一匹だ。


おかわりかと思ったが、どうやら違うようだ。


アーミークラブの顔を中心に甲殻を剥ぎ取り、

その中にスルリと体を潜り込ませて行く。


あ~あ、そう言えば、、、。


マンドラゴラ達は、以前にも

死んだラントローウルフの体も、

乗っ取っていたな、、、。



ヨッ君が顔の部分に埋まったアーミークラブが、

ぎこちなく動き始める。

そして、ゆっくり立ち上がりこちらに歩いて来る。

普通のアーミークラブが

隣り合わった脚を交互に前に出して、

体を揺すらないように進むのに対して、

ヨッ君が操るアーミークラブは、

左右3本づつの脚をセットにし、

交互に前に出して

前進しようとするので、

かなり体が左右に揺れている。


そして、そのまま俺の前に来る。



可愛いマンドラゴラの顔から、

蟹の体と鋏と脚が生えてる、、、



絵的に無理やわぁ~、、、。



一応、顔を変形させて、

笑顔をして応える。

遠目の彼女は、

正しく俺がしたいような苦笑いを浮かべている。



だが、ヨッ君の方は俺の反応に満足のようだ。

俺に笑顔を浮かべ、

アーミークラブの体の動きを確かめるように、

脚を動かし始める。



とりあえず、マンドラゴラ達は好きにやらせておこう。

俺も、状態の良い脚を集めて、

トーチカ内の荷車へと運ぶ。

かなりの数のアーミークラブを倒したので、

脚もそうとうの量が集まった。


大量大量。


取りすぎかとも思う量だが、

マンドラゴラ達の燃費が非常に悪いので、

多すぎるぐらいがちょうど良い量かもしれない。


それに、アーミークラブ達のあの逃げっぷりからしても、

また俺達に手を出すような事は無いようには思える。

いただける物はいただいておく事にしよう。


脚を荷車に積んでいると、

彼女から石弾銃を返される。

その際に手首をプラプラと振って

苦笑いをしていた。


どうやら、リロードでかなりの力を使ったので、

少し手首が痛むようだ。

初期の物に比べたら、

かなりスプリングを強化した物だったので、

人である彼女にはちょっときつい作業だったかもしれない。


それを受け取り、左腕内部に納める。

この銃でアーミークラブには十分通用するし、

その甲殻以上の堅さを持つ者でなけらば、

十分な威力になっているはずだ。

俺は、右腕の銃剣と弾込め用のT字道具を

それぞれ長い槍と金属球へと戻していく。

左右に増やした銃も、

結局威力重視で一つになってしまったが、

通用する相手を選ぶ武器を持っていても仕方ない。


使い勝手を良くするには、

今の威力をキープしつつ、

連射性を上げるのが当面の課題かな??



ダメージ、、、てか、"相手にキズ"を付ける三原則だな。



いかに強い力を、


いかに狭い範囲に、


いかに短い時間で


与えるか!?


そうそう、これこれ!!



強い力ってのは、

弾を今回のように金属に変えられれば、

強化が臨めそうだが、

その金属を今は粗末にできない。



狭い範囲にってのは、

弾丸の形状やサイズの変更だが、

弾を大きくし過ぎると、

速度が下がるし、

小さ過ぎても威力が下がる。

弾の形状ば改良できそうだが、

もう少し検証が必要かな??

結局はスプリングの力が一番上手く伝わる

弾丸のサイズと形状がベストだな。



最後の短い時間でってのは、

そのスプリングの強化で射速アップで達成できるだろうが、

あまりスプリングの螺旋の間隔を開けると、

バネを縮めずらくなるので連射性能が落ちそうだ。

現状の物が最良に近いようにも思う、、、。



ったことは、、、?


ん~??



、、、結局手詰まりってことかよ!?



そんな思考旅行に旅立っていたが

ふと我に帰る。

目の前では、

しばらく身動きしなかった俺を、

彼女が少し心配そうに見ていた。


とりあえず、我に帰ったと手を上げて応える。



アーミークラブの脚もしっかり集まったので、

そろそろ移動を再開したい。


荷車を抱えてトーチカを出る。

腹をさすりながら延びていたニー君を

荷車の上に乗せる。

ヨッ君の方は、

アーミークラブの体を使いドコドコとついてくる。


そして、また西へと移動を始める。



先頭に彼女、

そして荷車を押す俺と

アーミークラブの体のヨッ君が続く。


日も大分傾いていたし、

みな戦闘で疲れていると思うので、

距離を稼いだら早めに休める所を見付けたい。



凄く久々の投稿になりました、すみません(^-^;

合間見て、またゆっくり投稿再開しますm(__)m

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