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僕らの絆
そこには、僕がずっと会いたいと思っていた、彼女の姿があった。
4年前より、ずっとずっと綺麗になっていた。
そして、音にならない声で彼女は言った。
『おかえり』って。
やっぱり君の声は美しかった。
そう思うと、熱いものがとめどなく溢れてきて、僕の頬をつたった。
彼女はそっと僕の頬を拭うと、笑った。
その笑顔は、たとえ世界中の花をかき集めたって足りないくらい美しかった。
僕らは4年間離れて気づいた。
僕らの絆は、すぐに枯れてしまうようなものではない。
ダイヤモンドのように輝き続ける永遠の絆。
そう。僕らは永遠…
ーFinー
読んでくださり、ありがとうございました。
この話の番外編を書けたらいいなぁと思っています。
これからもよろしくお願いします。 柚




