貴方へ。
貴方に付き合って約6年半。
私は別れました。
桜の咲く頃に出会い、暑さの強まったころに別れました。
6年とは案外短い年月で
6回春を過ごし、冬を超えて...
貴方に伝えたいことがあります。
別れて1年。
今まで色んな貴方と別れた理由を探してきた。つくってきた。考えてきた。
けど、わかりました。
やっと1年目にわかりました。
貴方が頭がいいから別れた。
大学受験に集中させるために。
嘘
あまり会えないからさみしいから別れた。
嘘
真面目すぎてつまらないから別れた。
嘘
嘘
嘘
この1年ずっと嘘でかためられてきた。
けど、気づいた。
ただ、貴方が怖かった
怖かった。
元々男勝りな私は男なんて友達みたいなもので、男なんて意識したことなんて、あまりなかった。
むろん、女の子扱いもされてこなかった。
小学生で付き合った私達は、もちろんたかが子供の恋愛で手を繋ぐことも何もなくただ惚れたはれたの恋愛なわけで。
でも、中学生高校生となるにつれて恋愛も大人になり手をつないだりハグをしたりキスをしたり…
カップルでは普通のことかもしれない。
でも、周りに女の子扱いされずまともに男を男と意識したことのない私にとっては、怖かった。
なんだか、怖かった。
どんどん貴方は男になっていって
普通なんだけど。
ただ、そんな貴方を受け入れられなかった。
今思うとほんとに自分ってバカ。
そんな自分を認めたくなかったのかも。
別れ方もひどかったね。
最後に会いたいって言ったのも聞いてあげず
今更何を言っても変わらない
自分が悪いことは百の承知。
二度と会えない
二度と戻らない
二度と変わることのない過去
だけど、最後にわがままを言わせてください
もし叶うなら笑顔のままの2人に戻りたい
たわいもない会話をしていたころの。
桜並木を政治の話をしながら歩いてたあの頃に
叶わないとわかっていても
なくならないこの思い
自分勝手でごめんなさい。
愛してくれてありがとう
貴方と過ごした大事な時間を大切にしてこれから生きていきます。
別れてから一年
これを最後に新たな一歩を踏み出します。
貴方は私がこの人生できっと1番愛した人です。
ただ、勘違いしないで。
貴方を嫌いになって別れたわけではないの。
あんたほどのいい男はいないから。
なーんてね。笑笑