第七章 僕から皆さんに質問です
遅くなりましたが、第七章です!
「皆さん、お久しぶりです。僕です。覚えていますか?最初にお会いしたのは、大分前。覚えていないかもしれませんね。まぁ、いいです。
今日は、例の5人を集めに来ました。では、急ぐので、失礼します。」
ー鈴木 友太郎
「ジリリリ…」
「んぁー…うっせ!!」
今日の朝も、相変わらずうるっさい。でもまぁ、急がないと、また遅刻するな。もう、絶対遅刻したくない。
「友太郎くーん」
「くん付けすんな、アホ!」
「…」
ん?いつもなら、じゃあ様付けする?、とか言い返してくるのに。なんだ?変なやつ。…いやっ、本当に変だろ。声とか雰囲気…
「友太郎さん、」
誰だ?真夏にダウンとか、変だろ。
「Good morning?」
そんなわけない。毎日、毎日、うるさい朝なんか、いいとおもったことねぇよ…
ー南 直
「ヴーヴー」
「ん?…もう8時かぁ」
ねむ。夏期講習とか、サボりたい。けど、友太郎まってるしねー。いくかっ。
「あっれー?」
おかしい。なんで友太郎の家、ないの?いっつも行ってるのに、わからなくなるとか…。そうだ、携帯…?なんで友太郎の家でてこない?変じゃ…ない?
「おはようございます。」
!誰?真夏にダウンって、ありえないでしょ。
「直さん、」
なんで、名前…?
「Good morning?」
…そんな、朝って確実に起こされるし、母さんいないし、いい朝なんて、ないよ…
ー相田 千尋
「ガツンッ」
「いっ…ったぁーー」
はぁ、またか。どんだけ寝相悪いんだか。
「おっ!」
この前の面接のお知らせじゃん。どれ…やっぱ、ね。不合格。まぁ、わかってたけどさ、やっぱり、多少落ち込むよ。でも、今日もいくかっ。
「相田さん。」
「えっとぉ…今日は、いつもの男の人じゃないんですね!」
「…」
「ははっ」
この人も反応悪いしぃ。てか、真夏にダウンって、こっちがつっこむは!
「千尋さん、」
「へ?」
「Good morning?」
は?んなわけ、ないじゃん。毎日、毎日頭痛いし、不合格だし…朝がいい、なんて思えないし…
ー三里 春弥
「ご主人!」
「おはよう、めぐりん。」
今日から、オレは夏休み。部活をやっていないオレは、完璧に暇。でも、めぐりんの声聞きたいし、規則正しい生活をしてる。
「うっ…」
やっぱり、朝って眩しいなぁ。オレには、似合わないな。
「おぉ、起きたか、おはよう。」
「おはようっ……って!それっ」
「あぁ、すまない。朝ごはん用意してなくて、お前のパンもらったよ。」
「オレのっ……もえたんのあんぱん…」
お父さんと、弟に、盗られた…。部屋、戻ろう…。
「あ!やっ、悪かったって!」
もう、知らん。
「!」
「三里さん、」
だっ、誰?ダウンきて、誰?
「Good morning?」
いや、朝は苦手だ。めぐりんの声は聞けるけど、太陽が、眩しいから。オレには、似合わない…朝なんて、良くない…
ー山本 伊代里
「ピロリーン」
「ん!はぁ、はいっと。」
お父さん、今日も遅くなるのか。もう、毎日だな。あぁ。お母さん、見つかったんだ。…は!
「もう、11時⁉」
お父さん、いつもなら、8時にメールくるのに。変なの。忘れるなんて、らしくない。まぁ、朝ごはん食べるか。もう、昼かな?なに作ろう…。何にもない。今日は、きっとあいから連絡こないだろうし、買い物いこう。これも、いつもならお父さんがやるのに、疲れ?
「いってきまーす。」
誰もいないけど。
「プルルルー」
「ん?」
あいから?
「もしもし」
「伊代里?お母さん、急にいなくなったんだ。」
「は?でも、見つかったって…」
「うん。駅で酔って倒れてたんだって。今日も具合悪いから、会社も休んで、寝てたんだけど、昼ごはんなにか聞こうとしたら、いなかった。」
「なんで?」
「わかんない。でも、玄関に靴がある。」
「ガシャーン!」
「あい、まってて、お父さんも、呼ぶね…」
どうしてだろう。今、私のすぐそばで車の事故があった。見る限り、中に人はいなかった。なんで?変だよ。お父さん。
「ワン!ワン!」
え⁉今犬散歩させてた人、いたよね?
「バタンッ」
今、自転車に人、乗ってたよね?なんで、なんで、消えたの⁈変だよ。
「伊代里さん、」
!誰?こんな暑い日にダウンきて、この人も、変だよ。怖い。
「Good morning?」
そんな、いい朝な訳ない。起きるのはいつも
、お父さんの遅くなるという、メール。そんなの、いい訳ないよ…
「はぁー、なんとか間に合いました。良かった。これで5人全員、無事集めることが、できました。これで、今日の用事、終了です。では、また近々お会いしましょう。」
今回から、ファンタジーっぽくしていこうと、思います!
読んでくれた方、ありがとうございました!