突如……マジで?
再び短いですが、そこんとこは勘弁してください。
多少、元男としてのプライドとの戦い(風呂とか風呂とかお手洗いとか)があったが、それもすぎ、
とうとう月曜が来た。
さすがに今までの学ランはデカいので取りあえず隼のを借りた。
身長さが2センチで助かった。
でもあの時の隼の「ふっ」とゆう勝ち誇った顔が若干気に食わなかったが、
そして胸にさらし巻いたり(なぜか家に大量のさらしがあった。やっぱ絶対ヤk〈ry)髪を切ろうとしたら母さんに全力で止められて、仕方なくウイッグでごまかす。前髪があるって素晴らしい。もちろんメガネは標準装備だ。昨日はごった返してメガネつけらんなかったからな。だからぼんやりして見えたんかな…。
朝飯食って、電車に乗り学校に。
視線はいつもと同じで何ら変わりのない、眼中に入っていないような目線。
地味でよかった。
こんな地味地味言ってても友達ぐらいいるぞ。
え、何その驚き顔。
一番最初にボッチのような宣言をしたが、友達はいる。中3の時にアイツと入れ違い転向してきた女子の「北乃村柴乃」クラスの人気者でよくメールでやり取りをする。
え、付き合ってたんじゃないのかって?
俺があんな高嶺の花とそんなイベントはない。
あ、アイツってゆうのはまた後程。
キーンコーンカーンコーン
普通のチャイムが鳴り、放課後……ではなくホームルーム。
「お~いてめえら早くにつけ~早くしないと……」
とゆう言葉と共に懐から手榴弾をちらつかせる。
この先生は松本先生、通称まっちゃん。
めんどくさがり屋の理科の担当兼俺たちの担任の先生である。
それと同時に謎がかなり多い。
そしてさっきまで騒いでいた生徒は団体行動もびっくりの鮮やかな手順で席に着く。
「明後日から林間学校あっからよろ、以上」
とんでもない爆弾が投下された。
ちなみにこの学校は私立のくせに土日祝日創立記念日は休みと言うくせして、イベントがかなり多い。
理事長がいい年してお茶目だからである。
「まっちゃん先生、そんな話聞いてません」
「まっちゃんか先生かどっちかにしなさい。それと忘れてた」
「ではここは私が」
「お、委員長。説明よろしく。俺帰る」
こんな先生でよく教師が務まるよな。
そして代わりに委員長が前に出てきて、
「これから林間学校の説明を――」
委員長の話だと2泊3日ほかのクラスとも合同、山の中の宿でとまり、登山や天体観測、そこの近くには小さいながらも湖があり遊べるらしい。
「っていうわけだから、この後申し訳ないけど部屋のくじやバスの席などを決めるので少し時間をもらいます」
ホントできのいい委員長だよこの人は、あのまっちゃんとは違うのだよまっちゃんとは。
およそ10分ほどでくじが引き終わり、俺の結果。
バスの席、隣が柴乃。これはラッキーで良しとしよう。
宿の部屋…相川だ。
ほかの部屋はみんな4、5人なんだが俺たちの所だけ人数の関係で2人。
なにこれ……いじめですか。
ばれないように作戦を考えないとな…
よっし、これで新キャラが登場させることができる!