第7話 違和感
奇妙な夢を見た虚。
生徒会長に話を聞いてみることに。
コンコン
木製のちょっとおしゃれなドアを叩き、入室する。
「会長居ますか?」
「虚くん。どうしたんだい?」
「じ…実は…変な夢を見て…。」
「なるほど、それはどんな特徴だったんだ?」
「えっと…巨大な体で、『ドドド』とか、奇妙な言葉を発して踊ってました…」
「…資料は読み漁ってるが、そんな記録はなかった。もしかすると…怪能持ちの怪能不適合者かもしれないね。」
「な…なんですかそれ? だって、身体が怪能に耐えられなかったから不適合者になったんじゃないんですか…?」
「いや…たしかに矛盾している。だが、もし怪能を与える力を持つ何者かがいるのなら、不可能ではないはずだ。」
「た…たしかに…えそれやばくないっスか!?」
「だからそう言ってるじゃないか…」
「なあ、刃〜」
ガヤガヤした教室で、購買で買ったメロンパンを頬張りながら声をかける。
「ん?」
折原刃 十五歳 怪能 : 変わりだす紙の繊維
「会長から聞いたんだけど、怪能持ちの不適合者っていると思う〜?」
「いや、怪能が適合できなかったから不適合者になったんだろ?」
「だよなぁ…」
とはいえ、悪夢を見ないように寝ないという訳にもいかない。少しもぞかしい気持ちで部屋を暗くし、就寝することにした。
「んー…もう朝?」
意外にも、一昨日のような奇妙な夢は見なかった。少し疲れていたのかもしれないと心の中で自分に言い聞かせた。
「なんだったんだよ〜…」




