第4話 古の混沌
不適合者を処理した零と虚たち。
零の指示で、そのまま帰宅することに。
「さぁ、もうあの子たちは帰ったかな。」
そういう会長の前には、血で染まった洗面台があった。
「無理すんな、会長。」
「あんま無茶すんなって。」
「カイチョーが死んじゃったら生徒会はどうなっちゃうの!」
そう心配するのは生徒会の者たち。
副会長 虚空蔵朧 怪能 : 名を喰らう匣
一時的に名前の定義を抹消し、概念ごと意味をなくす能力
書記 染谷結 怪能 : 誰でもない者の素顔
空間、五感をハッキングする能力
会計 澄川厳 怪能 : 命を削る清算
相手から受けたダメージを利子として蓄積し、自分の攻撃に威力をそのまま上乗せして返す能力
「いつもありがとう。あの子たちはまだ気付いてないようだ、怪能を使うたびに代償がある、と……」
「そのまま使ってたら、いつかぶっ壊れて大惨事になりそうっスよね…」
「ァー疲れた。」
「色々あったからなぁ……」
夕日に照らされながらアスファルトの道を歩く虚と刃。
「てか、あの会長の能力、どうなってんだろうな…」
「下手したらあれ最強なんじゃ!!」
目を輝かせる刃に早く帰るぞと急かす虚。一件落着…と思っていた。
「あーよく寝た。」
眠そうに目をこすりながらリモコンでテレビをつける。
<<都市に大型の奇妙な生き物が出現。建物を破壊し続けています。>>
ニュースからそんな音声が聞こえる。
「え!? これって!? あの一昨日の…!?」
隠していた事実が世界に報道されてしまった。
都市に現れた不適合者は建物を破壊し続ける。




