第2話 妖か呪いか
「ギャオオオン!!!!」
「やばっ……逃げろ!!」
必死に逃げる。
ようやく扉に辿り着いたとき、目を疑った。
そう、扉なんてものはなかったのだ、大きな壁で塞がれている。さっきのバケモノの衝撃で建物が崩れたんだろう。
「くっ…ここまでか…」
歯を食いしばった。
「うおおおおおおっ!!」
「!? 刃!? 何を!?」
能力発動!!変わりだす紙の繊維
そう言い、刃はノートの紙の切れ端を取る。
刃が持っていた切れ端は、たちまち槍へと変化し、バケモノに向かって投げる。
「グオオオオオオ!!」
投げた槍は、バケモノの目にブッ刺さる。
「今だ、永遠!」
「っ、ああ!」
一瞬動揺しながらも、覚悟を決める。
能力発動!!現実への破壊
もがき苦しんでいたバケモノは、固まったように止まる。
強制停止だ。
「ふぅ……危なかったァ……」
「無茶しすぎだろ…」
「でもああするしかなかったじゃん!」
「ああ、そうだな。」
俺は刃に微笑みかける。
「でも、止まったはいいもの、これどうすんの?」
「ん……たしかに……」
「えぇ!? 考えてなかったの!?」
「あんな大ピンチで後のこと考えられるかよ!!」
「でもこれで先生たちにいったらバケモノの存在がバレて大騒ぎになるんじゃ?」
「たしかに…となると、生徒会の方か?…」
「あっ、そういえば、こういう事態に詳しい人が生徒会にいる!」
そう話し合いながらも、このことは生徒会の方に報告することにした。




