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先の事

静かな教室にカバンを閉めるチャックの音が響く。椅子をしまい、窓を閉めてまわる。

 窓を閉める甲高い音が鳴る度に外の音が少しづつ小さくなり、時計の音が大きくなっていく。

「帰ろっか」

 私がそう声をかけると机に寝そべっていた彼は伸びをしながら起き上がり、大きなあくびをしながら頷く。

 眠そうな彼と教室を出て、廊下を歩く。少し前を歩く大きな背中を眺めながら、私も小さくあくびをした。

少し前髪を整え小走りで彼に追いついた時、

「アイス買いに行くぞ」

 そう言って彼が私の肩を叩く。

 彼からはシトラスの香りがした。

 

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