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『円宗寺の寺号を改むるに当たり、プレスマンの芯、半紙費やすこと』速記談5048

作者: 成城速記部

 円宗寺は、もとは円明寺と号したが、宇治関白藤原頼通公が、円明寺という寺名は、山崎にある寺名と同じである。あの寺は、御利益が薄く、縁起がよくない。朝廷ゆかりの寺が同じ名なのはいかがなものか。寺名を変えないのなら、供養の日も、山崎寺と同じ庚午の日にすればよい、と御不快を示されたので、かなり長時間の議論があった後、円宗寺と改められた。この寺名が決まるまでには、相当な本数のプレスマンと、その何倍かの本数のプレスマンの芯と、さらにその何倍かの半紙を費やしたという。



教訓:最高権力者が、理由をつけて文句を言ったときは、流れに身を任せるのがよい。

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