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8章

「というわけで今日から3日間、おr…僕が君たちの領主だ」


 領民たちは少し困った様子を見せた。


 無理もない。昨日まではあの優しいレイモンドが領主だったのに急に人間扱いしないという噂の隣の領主が領主を名乗ったからだ。


「とはいえ、急に体制を変えるのは無理だろうから、今まで通りやってくれ」


 は、はぁ、それなら作業始めます…。と領民がミュースから離れた。


 しばらくしてレイモンドから交換留学生としてある女が送られてきた。


「こんにちは。メイルと言います。今回は交換留学生として来ました。三日間よろしくお願いします」


「はい。うちの領地の魅力を知ってもらえるようにしますので、よろしくお願いします」


 平民ごときに頭を下げるなんて、と思っていたがしょうがない。


 この女にはせいぜいいい思いをさせて、あの男に嘘の情報を伝えてもらおう。




「ミュースさんの領地は大丈夫そうでした。うちの方法でやってます」


「やっぱり大丈夫だったか。みんな!聞いたか?大丈夫だそうだ」


 これでミュースさんの領地に領民を送れる。ミュースさんには少し迷惑をかけたし、謝っておかないとだな。


「でもさ……」


 ん?と振り向くとメイルはいや、考えすぎだと思う。と言って歩いて去ってしまった。

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