表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

16章

「よくやった弓兵!あとは任せておけ!」


 皇帝は張り叫ぶ。


 このまま放っておいても奴は死ぬ。それはお抱えの鑑定士が鑑定した結果だ。しかしこのタイミングで皇帝が後ろでふんぞり返っているのはダサい。後世に語り継がれたい。


「我々もお手伝いします」


 そう言って反レイモンド派の領主たちも魔法陣の周りに集まった。


 何が目立つか?どでかい光魔法だ。


 本来、人間が打てる光魔法は発光、光を発するだけだ。魔力を導火線のように設置しておくことで、魔力を発光させることができる。


 最近では大道芸で技術を使うことが多いらしい。


 矢には魔力をあふれんばかりに詰めておいた。おかげで国一番の弓兵にヘッドショットを狙わせても胸を打つことになった。


 いまここからあいつの胸まで魔力の滑走路ができている。


「食らえ!大魔法!超古代魔術!ホーリー…ライト…ドラゴニック…アロー!」


 いま思いついたにしてはそれっぽい魔法の名前だ。ちなみに本来の発光魔法は第二階梯魔術のターンザライトだ。


 まばゆい光が辺り一面を包み込む。想像以上の光度だ。


 この出力ならあと5分は持つ。あいつが倒れるまで光を出し続ければいいだけのことだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ