表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/18

14章

「なにぃ⁉レイモンドが悪魔に⁉」


 帝都ではミュースがあわただしく己の怠惰しきった体を揺らしながら走っていた。


「すぐさまほかの領主を集めろ!皇帝も呼んで来い!」


 ミュースの心の中は一つだった。きっとあいつに殺される。それだけだった。




 しばらくしてレイモンド討伐会議が開かれた。


 メンバーは皇帝やミュースをはじめ、レイモンドを嫌悪している領主が大半を占めていた。


「この会議の目的はレイモンドの処遇についてだ。意見のあるものはどんどん出していってくれ」


 その言葉を皮切りに反レイモンド派の意見が飛び交う。


 その雰囲気につられて何も知らない領主でさえも言い出した。


レイモンドを殺せ


 それが全員の総意であり、皇帝が最終的に下した判断であった。


 全員が、それに、乗せられていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ