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異世界転生

 それはとつぜんのことだった。


 横断歩道前で止まっていた私の横をすり抜けて、小さな女の子が飛び出して、そこにトラックが猛スピードで走ってくるのが見えた。

 私は気づけば走り出し、女の子の背中を押していた。


 キキィーーーーーーーーーーーー


 ドンッ! という衝撃と激痛の中、私は意識を失った。


 気が付くと真っ白な空間にいた。


「 私は、確かトラックに轢かれて......? 」


『 そうです。

 本来ならば少女が死ぬ運命で、あなたは死ぬはずではなかった 』


 急にどこからともなく女の人の声が聞こえてきた。


「 あなたは誰? あの女の子は無事なの? 」


『 私は生と死を司る者。

 あなたが救ったおかげで少女はかすり傷ですみました 』


「 そっか。良かった。

 最後に人の為になったのなら、私の人生少しは意味あったかな? 」

『 生に未練はないのですか? 』


「 ん、もういいや。

 誰からも必要とされないし、悪意だらけの世の中にうんざりしてたもの。

 それにあの女の子にはこれから先の未来があるし、必要としてくれる人たちが居るでしょう? 」


『 ひとつ提案があるのですが 』


「 なあに 」


『 現代と全く違う価値観の異世界で生きていけるとしたら、どうでしょうか 』


「 私のように不器用でも世の中渡っていけるのかな? 」 


『 未来を切り開いていくのはあなた次第です 』


「 そっか......私らしく生きていけるといいな...... 」


『 欲しい力は有りますか? 』


「 ひとりでも生きていける力があれば 」


『 そうですか...... わかりました。』


 急に意識が遠くなる


『 今度は楽しいと思える人生を歩めるよう祈っています 』



_________________________________________________________


ふと目を覚ますと、辺りは森の中で、上を見上げると木々の隙間からキラキラと木漏れ日が差し込んでいた。


「 綺麗だな..... 」


なんだか幻想的な風景にしばし見とれてしまった。


「そういえば、あの声の人は神様だったのかな?

 ん? なんかアイコンみたいなのある」


視界の中に現れたアイコンにびっくりしつつも、ポチッと押してみる。

中にはこの当たりのマップやステータスが見れたり、アイテムボックスみたいなのもあった。


「ステータス見てみよう」


種族 エルフ ♀

年齢 10歳

レベル 1

HP   25

MP   15

STR  5 力・物理攻撃力

VIT  5 生命力・異常耐性

DEF  5 防御力

INT  5 知力・魔法攻撃力

RES  5 魔法耐性・回復魔法に影響有り

DEX  5 命中率

AGI  5 素早さ・回避・命中率に影響有り

LUK  5 運


スキル 《鑑定》人や物を鑑定できる

    《料理》美味しくつくれる+a

《解体》何でも解体できる。料理に便利



「まず人じゃないし! スキルの料理に+aって何が起きるんだろう?

 とにかくせっかく違う世界に来たんだから、 頑張って生きてみようか」


     







 
















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