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70Dead『望の仕業』

『もう!! 待ってないで動けばいいのに! まあいいわ!! 隠し扉を瞬殺で見つけて……ってもうあるじゃない!!』


とベイエーンは写されたモニターで右斜め横にあるドアに気づいた。

そして


『クリーチャー! ドアをぶち破りなさい!!』

「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」


と言って腕を振り上げた。

エルゲスターは


「バッバカな!! どうして隠し扉が! いつもはそんなことは無いのに!」


と焦っていた。

剣子は


「糞!! ならあのクリーチャーを殺すしか!!」


と言ったが


「ダメだ!! こんなところでドンパチすれば聖草の扉が塞がれて俺らも入れなくなる!! それにあの船や外ならともかくバズーカ―や手榴弾を使えば教会が崩れる恐れがある! 学校でもそのせいで天井が崩れていた!!」


とアレックスが言った。

レベッカも


「確かに……私が希咲君を助ける時も希咲君があの不良に餌にされている時も崩れているのは見たわ! 建物内での爆発物は使えなさそうね!」


と言った。

そして、クリーチャーは扉を


バコオオオオオオオン!!


と叩き壊す。


「まずい!! 聖草がとら……」


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!


「へ?」

『H……』


扉は壊したと同時に爆発したような火がクリーチャーを襲い掛かった。


ズドドドドドドオ!!


と地響きがしたが教会自体は壊れることなく周りに火が着いた。

そして


「ッガガガガアアアアア!!」


と呻くように体がバラバラになっていくクリーチャーはそのまま動かなくなった。

それを見て和子は


「スッすごい……入ってくる敵にこんな仕掛けを……」


と呆気にとられているとエルゲスターは


「……いや……こんな仕掛けなんてしていない……」


と言ってそれを聞いた皆は


「「「「「へ!」」」」」


と言って固まった。


---------------------------------------------------------------------------------------


『グガGGGブブウブブ!! ツーーーーーーーーーーー……』


モニターは突然消えて音声も聞こえなくなりベイエーンは困惑した。


「え……何が起こったの……クリーチャーは……」


とただ唖然としていた。

エイズアは


「……ンフフフフフフフフフフフフフフフ!!」


と口を押えて笑った。


--------------------------------------------------------------------------------


エルゲスターは


「とっとにかく消火しないと!」


と言って近くに会った消火器を


ブシュウウウウウウウウ!!


と使い火を鎮火していく。

そして中を見ると


「何だこれは! いったいどうして! とっとにかく聖草用のスプリンクラーを使って!」


と言ってリモコンを使って火を鎮火していく


プシュウウウウウウウウウ!


と水がシャワーのように出て火はどんどんと消えて行った。

そして、皆隠し扉の中に入り聖草を見に行った。

しかし、聖草は全て焼き払われていた。


「ひっひどい……どうして……いったい誰が……」


と和子は涙を流しながら言った。

エルゲスターは


「……」


黙ったままであった。

剣子は


「アンジェリス……一旦降ろすな」


と言ってアンジェリスを降ろした。

アンジェイリスは


「剣子……もしかして他のレイビン家が……」


と泣きそうになりながら言った。

剣子は


「いや、これは違うだろう……」


と言った。

アレックスは


「は! どうして! こんなことをして得をするのはあいつらだけだと思うが!」


しかしレベッカは


「いや、少しでも残ってたらと考えるとやっぱり回収して分析したほうが早いわ、つまり燃やすことはメリットよりデメリットの方が大きいわ」


と言った。

すると剣子は


「まあ、得をするかしないかわ知らないが……」


と言って手をどこかに伸ばした。

和子は


「けっ剣子ちゃん?」


と聞くと


「で? どうしてこんなことをしたんだ?」

「イデエエエデデデデデエエエエエエエ!!」


と誰かの声がした。

みると


「きっ希咲君!! いつの間に……」

「お前……」

「え! 望!」

「いつの間に交じってたの……」

「この子が……」


と皆驚いた様子だった。

剣子は


「言え、どうして聖草を燃やした」


と言った。

望は


「ちっ違う!! 俺じゃない!! 証拠何てないだろ!! イデエエエエエエ!!」


と言ってしらばっくれた。

剣子は


「ほう、違うのか?」


と聞いた。

望は


「そっそうだ! 俺じゃない!」


と言ったが


「だったら落としているその少し溶けた100円ライターは何だ?」

「「「「「!!!」」」」」

「! ちっ違う!!」


と言った。


「今なら少しマシな罰を与えるだけで許すぞ?」


と言った。

望は


「ちょ!! それ死ぬより酷い罰じゃない!! 殺しはしないってやつじゃない!!」


と言ったが


「言え! でないとこのアイアンクローはいつまでも続くぞ!」


と言った。

望は


「わkwっわでえええええええええええええええ!! わがっだがらはだじで! いだぐではだぜだい!!」


と涙を流しながら言った。

そして


「いいだろう」


と言って剣子は望を降ろした。

そして


「ふー」

「で?」

「どうして燃やした?」

「世界の人を救えたかもしれないのに……」

「何をしてくれてるの……」

「……」


と質問攻めにされた。

望は


「え……とそれがたまたまここの隠し扉に入ったんだけど初見一発目で大麻だと思ったんだ……」


と言った。

剣子は


「それで燃やしたと?」


と聞いた。

望は


「いや! 違う! 正直大麻の栽培とか俺にはどうでもいいし! そうじゃなくてその時100円ライターの火を着けたんだけど熱さで落としちゃって燃やしちゃったんだ! それで俺少し怖くて逃げちゃってさ!」


と正直に言った。

そして5人は笑顔で


「「「「「よし! 指を全部落そう!」」」」」


と言った。

望は


「いやああああああああああああああああ!! 俺に近づくんじゃねえええええエエエエエエエエエエエエエエ!!」


と言って泣き喚いた。


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