63Dead『神父』
望は
「いやまだだ!! まだわからん!! クリーチャー型ゾンビはまだ近くにいるはずだ!! ここで待ってみよう!!」
とじっとしていた。
ただじっと待ち続けてみた。
だが
「?? お腹がいっぱいなのかな?」
と考えていた。
だがクリーチャー型ゾンビは運が良いのか悪いのかすでに別の場所へと移動していた。
望はそんなことつゆ知らず
「いや!! まだ待っていよう! 来てくれるよ!! きっと!」
と遠のくクリーチャー型ゾンビをただひたすら待っていた。
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5人と1匹はジェイスをゾンビにしない為殺した後望を探し始めた。
「希咲! どこだあ!」
「希咲いい!!」
「望ウウ!!」
「希咲! ここに女の子のパンツがあるぞ!」
「ちょっと剣子ちゃん!! 何自分のパンツを餌にしてるの!」
和子は剣子の行動を止めた。
しかし望は現れなかった。
「全く……何処に行ったの? そもそも教会にいるの?」
とレベッカは呆れながら言った。
すると剣子は
「いるだろう……俊敏性犬が反応している……俊敏性犬は望の臭いを辿ってるようだし……」
と俊敏性犬は床の臭いを頼りにして歩き続ける。
しかし、俊敏性犬はどうしても辿り着くことが出来なかった。
望が大量の血を浴びてむしろ自分の臭いを消してしまってるせいで嗅ぎ分けづらくなっていたのであった。
すると
「君達……ここで何をしている」
と1人の神父らしき人物が話しかけていた。
それを見てレベッカは
「スッすみません!! 知り合いが勝手に教会のの中に入ってしまったようで!」
と謝罪をしようとしたが
「シ……静かに……と言って……先程奇妙な鳴き声がした……ヤバいのがいるかもしれない」
と言って注意をした。
アレックスは
「そっそうなのか?」
と聞いた。
神父は
「結構大きな鳴き声だったんだが……まあいい……」
と冷静に言った。
アレックスは
「そっそうか……悪い……多分近くで銃を撃ったから多分それで聞こえなかったのかもしれない」
とすまなさそうに言った。
神父は
「何? ゾンビが入り込んだのか?」
と聞くと
和子は
「何故かロッカーに入っていたシスターの服を着たゾンビだったよ……」
と元気のなさそうに言った。
それを聞いて
「!! バカな……なぜ……ここにいるのは私と弟のライベダとシスターのナンシーだ……まさか……噛まれたのか? だがおかしい……聖水を飲めば進行を遅らせてくれるし聖草を食べさせれば改善するのに……」
と言った。
それを聞いて5人は
「今……何て……」
「ゾンビ化を……防げるの……か?」
「そんなことが……」
「それは本当ですか……」
「詳しく」
と言った。
神父は
「待て待て!! いっぺんに話すな! 分からんだろ!」
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「「「「「「!!」」」」」」
話しているとクリーチャー型ゾンビらしき鳴き声がした。
それを聞いて
「音を出しすぎた……出来るだけ静かに逃げるんだ……」
と神父は言った。
それを聞いて
「ああ」
「そうですね」
「分かりました」
「行きましょう」
「うん」
と言って皆ついて行った。
信用出来る出来ないではなく、このままじゃ皆クリーチャー型ゾンビの餌になる可能性があるからであった。
そして、遠くに行って
「グオオオオオ……」
と鳴き声が小さくなった。
そして
「ここまで来たら当分は大丈夫か……」
「そうだな」
と言って辺りを警戒しながら一時そこに留まることにした。
そして
「すまない……いきなり現れて……私はここの神父の1人でエルゲスターといいます……」
と自分の名前を言った。
そして皆
「私の名前はレベッカ・アローマ」
「俺はアレックス・ロウジャスだ」
「アンジェリス・レイビンです」
と言った。
するとエルゲスターは
「レイビン……君もしかしてこのおぞましい地獄を作ったレイビン家の子かい?」
と険しい表情で聞いた。
それを聞いて
「あの!」
と和子が庇おうとしたが
「いいの……これは私の罪だから」
と言って
「ええ……私はレイビン家の血筋です……この世界を地獄に変えた者の娘です」
と言ってお辞儀をした。
それを見てエルゲスターは
「スッすまない……そんなつもりで聞いたわけじゃなかった……少し驚いてね」
と言った。
エルゲスターは
「でもそうか……だがアンジェリスちゃんか……この地獄を作ったのはレイビン家だと私も言ったが私達の責任でもあるんだ……」
と言った。
それを聞いてアンジェリスは
「ドっどういうことですか……」
と驚いたように聞いた。
エルゲスターは
「我々が……ここにある古代の細菌を君の親族に奪われたのが事の発端の始まりだったんだ……」
と表情を曇らせて行った。
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望は
「来ない……どうして! どうして来てくれないの! もう何も信じられない!」
と顔を手で覆って勝手に泣き出した。




