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448Dead『希望を残して』

船長が変異した理由は単純であった。

船の一部が突然船長の体に食い込む寄生するように入り込んだのであった。

しかし、2人にはどうしてそうなっているのかが全く理解出来なかった。


「せ! 船長!! これは! 一体!」


と恐怖するROOは動けないでいる。

すると息子は


「ROOさん!! 危ない!」


と言ってROOを走って引っ張って行った。

ROOは


「糞!! 船長! 船長おおおおおおおおおおおおお!!」


と叫ぶが


「ガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


と船長は船へと取り込まれる。


--------------------------------------------------------


2人は小型の船で船を脱出した。


「糞!! 一体何で!! この船が!! 父上が代々譲り受けてきたこの船がどうして!!」

「分かりません!! しかし! 何か異常事態が起こっている!!」


とROOは息子に言って船の方へと振り返ると


「なんだ……これは」


と言って唖然としていた。

それを見て息子も船の方を見ると


「ッグガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


父親は船ごと同化して奇妙な化け物へと変異していた。

息子は


「馬鹿な……こんなことが……」


とあまりの異常事態に恐怖する。

ROOは


「糞!! こんなことが!! 一体何が!!」


とROOは涙が零れないように上を向いた

すると


「なんだよ……あれは……ふざけるなよ……」


と唖然として空を見る

奇妙に思った息子も見ると空にはユラユラと何かが漂っており、近くの飛行船を


「キシャアアアアアアアアアアアアア!!」


と漂っていた何かが入り込み飛行船に意識が芽生えたように生物化していった。

息子は


「悪夢だ……こんな恐怖……いったいどうすれば……」


と戸惑っていた。

するとROOは


「何とか……こんな悍ましい事……何とかしないと……」


と怒りに打ち震えていた。

息子も


「とにかく生きるぞ! 生きれば何か方法を見つけることが出来るはずだ!」


と今はとにかく逃げていた。


--------------------------------------------------------


「王よ助けに来た船は乗っ取られたようです」

「!! なんと無差別な!! 悍ましい! こんなにも悍ましい物が存在するとは!!」

「このままだと我が城も」

「ああ、今は襲わないのは敢えてなのか楽しんでいるのか……だがそのチャンスを逃すな!」

「はい!」

「娘は……妻と娘は脱出させれたか?」

「はい、何とか……」


と王はホッとしたように


「そうか……では私は王としての最後の務めを果たそう、私も奴等と戦う、どこに黒幕がいるかは分からんがきっとどこかにいるはずだ、そうでなくてもあの化け物共を少しでも滅ぼす」

「そうですか……分かりました」


と言って手を取った。


「分かりました、イタダキマス」

「は」


グシャアアアア!!


と王の腕は噛み千切られた。


「グアアアアアアアアアア!! 一体!! お前は誰だ!!」

「やああああtっと!! 気づいたアアアアア!! そうだよ!! 黒幕だよ!! ふふあはっははあ!! 瑛代ちゃんだよ!!」


と言って覆面を剥いで姿を現す。

王は


「その覆面、まさか……本物……」

「うん、美味しかったよ? とってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとってもとっても美味しかったよ!! どこが美味しかったって? 悲鳴を上げて絶望に歪ます表情ガアアアアアア!! 美味しかった! ペロ!」


と笑って見せる。

王は怒りに震えながら


「まさか……貴様娘や妻を……」

「まあ敢えて逃がしてやるよ、お前の誇りに免じたわけではない、どんなベタが待っているかを楽しむのも宇宙の女帝のすべきことだ、こういうストーリーがあった方が演出として大々的に楽しめるしね! ああ! 楽しみ! 虐殺だけがエンターテイメントではないのさ!」

「糞! 貴様は油断している、その油断が貴様の首を飛ばす!! 貴様は絶対に後悔する!!」

「ほほう、ならば今からでも殺そうかな?」

「ふん、無理さ、貴様にはな」

「ああ、今ここか、隠れ家かな? ほほう、見えなくなりそうだけど発信機は便利!! ちゃんと分かる位置!!」


と機会を見て笑う瑛代に王は


「そんな……馬鹿な」

「初めから詰んでんだよ、まあ見逃してやるよ、おめえの悲鳴を聞かせろ」

「くそおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


王は食された。

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