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432Dead『魂も好きにされる』

楽総は何か機械を持って


「そんな……ここは避難所だ……罪なき国民達が……」


と真っ青になっていた。

瑛代は


「それってやっぱり君達の様な金持ち国民でしょ? 今まで散々危険のない地下で悠々自適に過ごしていたんでしょ? ならやっと私達と同じステージに立ったことに等しいよね? 良いじゃん!」


と嬉しそうにする。

それを見て楽総は


「この屑野郎が! 貴様等は悪魔だ! そんな事で喜ぶとはな! 貴様等の様な人の心もない屑共に! 生命の尊さを知らぬゴミ共に!! この世界を統べる資格などない!」


と睨みつけながら言った。

それを聞いて京は


「否、ある! もちろんの事ある! お前は何もわかってない! それにお前はそれを人の心がないというがこれこそが人間の本質的心だ! でなければ幸せな人を見て嫉妬する人間等いない! だがいるのが現実だ! つまりはそれが人間の心だ! 貴様等は悠々自適に生活をしていたからこそ嫉妬をされて死んでも泣いて貰えないだけだ! 寧ろ笑われるだけだ! スカッとされるだけ! ただそれだけだったってことだ!」


と見下すように言った。

それを聞いて楽総は


「お前等と話すと頭がおかしくなりそうだ……悪いが私は今生き残っている人間を救いに行く! お前等の様な怪物をきっと打ち倒す為にな!」


と言った瞬間


「おっと! それはさせないぞ!」


と言ってベルゲザズがボタンを押して


ゴウうううううん!!


と何かアームの様な物が現れて楽総を捕まえた。

楽総は


「な! 何をする!」


と言って暴れるがゲズアゾが


「ヒッヒヒヒい!! 貴様にはちょっと実験動物になってもらうだけだ!」


と言って笑っていた。

楽総は


「貴様! 人間を実験動物にするだと! 非人道的だぞ!」


とビクビクと震え、汗をダラダラと流しながら涙を流していた。

ゲズアゾは


「大丈夫ですよ! ヒッヒッヒ! だって! 人間だって生物学的に見れば動物ですから!! 一緒ですよ!」


と言ってそのまま手にぐにょぐにょ動いている物を見せる。

楽総は


「何だ……それは……」


と見て震えるとゲズアゾは


「これは寄生ゾンビだ……これを使えば貴様は体が変質して我々の武器になる! ああ! 楽しみだ! 瑛代もそう思うだろ?」


と聞くと瑛代は


「肉体だけ? 魂までは?」


と聞くとゲズアゾは


「抜かりない! ジャングルのあいつのお陰で研究は魂まで掴む方法はすでに見つかっている! だからこその今の実験だ! これで成功すれば我々の進化は一気に進む! さあ! 君が見せてくれ! きっと瑛代軍でも開発してたんだろ?」


と聞くと瑛代は


「うん、見る限りだと殆ど造りは変わらない! ふうう! いいねいいね! 最高!」


と言ってゲズアゾは


「まさか楽総さん? 俺の体は好きに出来ても魂までは帰る事は出来ないとでも言うつもりだったかな? 残念でしたあああああああああああああ! その魂自体も変質しまああす!」

「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ゴシャゴシャゴシャアアアアアア!!

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