426Dead『勝敗』
父親は
「なるほどな……教えもちゃんと守り自分の戦い方も覚えたみたいだな……お父さん嬉しいよ」
と言って剣子を斬りに行った。
しかし、剣子も
「和子!」
と言って和子は突進するように襲った父親を撃った。
バシュ!
と父親は肩を血を流す。
しかし、怯まずに剣子を襲い掛かる。
そして
「フン!」
と言って地面を斬り抉った。
「な!」
そして、そのまま斬った瞬間の風圧を使って地面を剣子に当てようとした。
「うわあ!!」
ズドオオオオオおオオオオオオオオオオオオン!!
とそのまま剣子の足を掠める。
「いったあ!」
と言ってその場でしゃがみ込む。
それを見て父親は
「フン!」
とチャンスと思い素早く目の前に向かった。
剣子は一瞬にやっと笑って
「間合いに入りましたね、お父さん」
と言ってそのしゃがんだまま
スパアアアアン!!
と居合で父親を斬った。
「グバアアア!」
と大量に吐血しながらその場に体が落ちた。
そして
「っフン!」
と声を鳴らしてそのまま剣子の腱を斬った。
「kぐ!!」
と剣子は唸ってその場で転ぶ。
和子は
「剣子ちゃん!」
と言って駆け寄る。
剣子は
「大丈夫だよ」
と言った。
瑛代は
「まあ強い父親だねエ、人間のまままだ生き残ってるって凄いねえ」
と褒めた。
それを聞いて父親は
「娘に……褒めて貰いたいものだ」
と言って静かになった。
瑛代は
「あんた凄いねえ……自分の為に娘にここまで出来る人間普通はいないよ?」
と言って頭を撫でる。
そして
「じゃ、行きましょうか……レイビン家、国を殺す為に、国を壊す為に、そして、自分達の世界にする為戻す為!」
と言って歩き続ける。
ベルゲザズは
「そうわいくかよ……俺が支配する」
と言うとゲズアゾは
「全く、俺等の立場が……」
と言って歩き出す。
和子は剣子に肩を貸して
「歩ける?」
と言って心配する。
すると
「大丈夫です……私が少し魂に働きかけて何とか動けるようにするデス」
と言って何かの力を使って光子は剣子の足の痛みと神経を元に戻した。
そして
「では行こ」
と言って剣子は父親を無視して先へ向かった。
和子は
「待って!」
と言って剣子を止めた。
そして、剣子は
「すまないが父親の墓は後で……」
バンバンバンバンバン!!
「グああ!」
「あが!」
「ぶぶうばああ!!」
「ああ!」
「ぶ!!ば!」
と5人血を吹いて倒れる。
剣子は
「そうだったそうだった……ありがとう和子」
「ええ! いいよ!」
と言って嬉しそうにしながら剣子の手と
剣子は和子の手と
ぱちーん!
とハイタッチした。
そして、2人は再び歩き出す。