414Dead『トイレが先に!!』
ドオオオオオオオオオオオオオオオン!
ドオオオオオオオオオオオオオオオン!
と轟音が鳴る。
望は
「なにい? 地震? こわああい」
ときゃぴったような声を出す。
するとエイズアは
「望、きゃぴり方がいまいちです、こうです! ヤアアダアア~地震? こわあああいい~」
とエイズアはきゃぴった。
望は
「フン、30代がきゃぴったぞ」
と望は鼻で嗤った。
エイズアは
「糞……歳何か……歳なんか……」
と悔しそうにする。
するとエイズアは
「ハ! もしかしてベイエーンお嬢様なら可愛いのでは! 望! 戻るぞ!」
と思いついたように言った。
望は
「えええ! 止めろよおお! おしっこ漏れるよおお! うんこも臭いよ!」
と言って反対する。
エイズアは
「大丈夫です! 望の臭いうんこもおしっこもベイエーン様の可愛さの前では霞みます! 生きましょう!」
と言って望を引っ張る。
望は
「一人で行けよおお!」
と言って引っ張り返すが力負けして普通に引き摺られる。
エイズアは
「さあ! 早く行きましょう!」
と言って嬉しそうに行った。
ナーマナは
「トイレはオムツをすれば何とかなります、持ってきています!」
と言ってオムツを取り出す。
望は
「はは、俺のプライドはボコボコだよ……」
「大丈夫ですよ! オムツプレイと思えば! 赤ちゃんプレイです!」
「履くでちゅ!」
と言ってズボンを脱ごうとするが
「行きましょう! 早く行きましょう!」
「ダメだ! ズボンが脱げない! こいつ手を引っ張るし動くから上手く脱げない! そして脱げたとしても履けない! どうすれば!」
と言うがナーマナは
「赤ちゃんプレイをするならば私が履かせます! 大丈夫です!」
「マジかよ! 天才かよ! 否! ばぶうーばぶうー!」
と言って引っ張られるのに任せて足を上げた。
ナーマナは必死に走りながらズボンを脱がした。
しかし、脱がした後
ぼてえ!
と転んでそのまま見えなくなった。
「おいオムツ! ズボン! ほちいでちゅ!! ママアアアアアアアアアアア!!」
ナーマナにその声は届かなかった。
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『おいオムツ! ズボン! ほちいでちゅ!! ママアアアアアアアアアアア!!』
「「「「「「「「!!」」」」」」」
と皆驚いた。
瑛代は
「兄貴、ついに覚醒したのか……」
と涙ながらに語った。
アンジェリスは
「うわ……幼児退行しやがった……キモ」
和子と剣子は
「死ねばいいのに」
「いや、死なせれば奴の思いのままだ」
「そうか……それはムカつくね」
と話し合いアレックスとレベッカは
「「聞かなかった聞かなかった」」
と聞かなかったことにした。
光子と京は
「まあ、別にどうでも良いです」
「そっちの方がまだましかもしれないですね」
と興味を持っていなかった。