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411Dead『踏み台』

瑛代はバラバラになりその場に巻き散らされた。

それを見て京は


「貴様……よくも……」


と明らかな怒りの表情で清田を見た。

清田は


「フン、屑共が……この僕を嵌めたことを後悔させてやる! 調べさせてもらった! お前等が俺を嵌めて生徒会長になる為の演出として利用したことをな! 貴様みたいな屑共に僕の高貴さが分からないのか! 貴様等とは違い僕は何をしてもなんも問題は無いのに! それなのに僕を嵌めて! それだけじゃない! 中学の時も同じような演出で皆の心を惑わせたようだな! 貴様等の様な屑共に上へ立つ資格などない! 貴様等の様な愚民で貧相で下賤な輩は一生我々の足元に落ちた餌を貪り無様に生きるべきなんだ! 本当に汚い事ばかりしやがって! この外道め!」


と言って


スパン!!


と京は紙一重で腕の刃を避けて地面が綺麗に亀裂が入った。


「ふう」


と緊張をして息を少し整える。

和子は


「外道って……清田君、貴方の噂の方が本当に酷いよ、貴方他の女子を脅して犯してたって! そんなあんたの方が悪いんじゃないの!」


と言った。

それを聞いて清田は


「はあ! お前等下級共が! 俺の玩具になれただけでも感謝しやがれ! それをこいつは俺に何かを仕掛けて情報をバラ撒いたんだ! それは悪だろ!」


と言った。

アレックスは


「いや、正義だろ」


と呆れるように言った。

それを聞いて清田は


「黙れ! 高貴な僕にそんな無礼を働いた時点でお前等は屑だ! 何が先輩を信じてますだ! それも全部嘘なんだろ!」


と怒鳴ると京は


「当たり前じゃない、あんたは瑛代ちゃんの為の踏み台なのよ……下民を玩具として利用しかしないあんたと同じだと思わないで、玩具じゃなくて踏み台として自分がのし上がる為に使う瑛代ちゃんの方がよっぽど健全よ」


という言葉にアンジェリスは


「いや、それもどうかと……」


と呆れていった。

それを聞いて清田は


「もう貴様等じゃ話にならない!  それに! 俺以外にも他に被害者はいる! そうだろ!」


と言うともう一人の少年が現れた。

少年は


「ああ、俺も生徒会長になる時にこいつの演出に利用されて全てを失った、真田先生もな! 貴様らに潰された人間の悲しみと苦しみが! 貴様等の様な外道に分かるか! 分かるわけがない! そうやって何事もなかったように貴様等は人を利用し続ける! それだけで罪なんだ!」


と言った。

それを聞いて京は


「嫌、卓夫だろ? お前も同じような理由じゃん」


と呆れる。

すると


「そうだね、君も君も、あの兄貴とは違い人に自ら迷惑を掛けに行くタイプだ、兄貴はなるべくして迷惑を掛けてるけど平和な世界でも君らは迷惑千万、君らは私達の成り上がりの為の踏み台の方が似合うよ!」


と声がする。

すると清田は


「やはり生きてるか! 希咲!」

「フン!」


と瑛代は裸で笑った。

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