404Dead『ダメ程』
「これが映像」
と言って瑛代はドイン・ダンドリーが襲っている光景を見せた。
それを見てアンジェリスは
「うわ……グロ」
と言って見ていた。
和子は
「うわあ、もう止めない?」
と言って視聴を中断した。
瑛代は
「まあそうだね、取り敢えず研究所に入ろうか」
と言って皆に言った。
そして
「まあそうだな……取り敢えず他の研究所は大丈夫みたいだな、とにかく本拠地に入ろう」
と言って瑛代にと一緒に入っていった。
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その頃
「糞! どうしてここに閉じ込められるんだ! ゾンビにしてくれるって言ってたじゃねえか!!」
と壁を叩きつける。
「まあとにかくここから逃げる方法でも考えましょう」
「うおお!!」
突然声がしたので振り返ると
「……ナーマナ? 何してるの?」
「何って……一緒について行ったこと気付いていなかったんですか?」
キョトンとしていた。
ナーマナは
「とにかくここから脱出するにはあの通気口を使うしかないでしょうね」
と言った。
望は
「……閉じ込めてるんだし開かないんじゃ?」
と聞くとナーマナは針金を取り出して
「これで望様は逃げれるのでは?」
と聞いた。
望は
「まあ開けれなくないか……その代わり肩車して……この位置だと開けれん」
「分かりました」
と言ってナーマナは望を持ち上げる。
すると望は
「……ナーマナ、足で分かったが、お前大きくね?」
「?? 何がですか?」
「胸」
と言った。
それを聞いてナーマナは
「ああ、まあここの成長は頑張りましたからね」
「……もしかしてシリコン?」
と聞くとナーマナは
「ああ、瑛代様が言ってたあれですか? 私の国ではそんなのがないので自力です、その為小さいままの人も多かったんですね……私は何とかFまで大きくなりました」
「それは頑張らなくても素質があったんじゃないの?」
と聞くとナーマナは
「そうでしょうか? 我が家系は貧乳が多かったので……分かりません」
と言った。
望はピッキングをしながら
「ナーマナって何でそこまでしてくれるんだ? 明らかに行きすぎじゃね? だって瑛代からの命令で俺に仕えてるんだろ?」
と聞くとナーマナは
「うーんそうですね……私は自分を抑え続ける生活ばかりしていましたし……自分のしたい事とかが分からないんですよ……」
「う? うん……」
「それでですね……瑛代様はもちろん望様もなんだかんだで自分のしたい事を優先できる自分を抑え込まない性格なので……それに憧れたんでしょうね……まあ後は貴方がダメすぎるので世話を焼きたいからって言うのもあります、これは光子さんにも言ってるんですけどね」
「……へえ」
と言って望は
「俺の事少し貶したな!」
と怒った。