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399Dead『京の過去』

京はいつものように朝目を覚ました。

何時ものように朝食を取りに自分の部屋から出た。


「お母さん、おはよう」

「おはよう、陽菜ひなもお起こしてくれた?」

「起こしたけど起きない……もう少ししてからまた起こして見るよ」

「全く」


といつものように寝坊している妹の世話、そして


「小学2年になるからそろそろ起きれるようにしないとなあ」


と言ってお父さんも新聞を読みながら朝食を取った。

お祖父ちゃんとお祖母ちゃんは


「ご馳走様」

「ご馳走様」


と2人同時に食事を終える。

そして、お母さんの手間を取らせないように自分で皿を洗った。


「すみません、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん」

「良いんだよ、ついでに陽菜も起こしてくるよ」


と言ってゆっくりと歩いて2人は陽菜を起こしに行った。

京は


「ご馳走様」


と朝食を食べ終わった。

するとお母さんは


「お祖母ちゃんとお祖父ちゃんが起こしに行ったから先に学校行ってきなさい、遅れないようにね」


と言った。

京は


「分かった」


と言ってランドセルを持って学校に向かった。

そして、


「おはよう!」

「おはよう!」


といつものように友達と挨拶して学校に向かう。

そして、いつものようにテレビ番組の話をして学校に向かう。


いつもの席に着くと


「おい、希咲、お前いつも偉そうにしやがってよ、調子に乗ってるだろ?」


とクラスで一番の富豪で人気のある男の子がクラスで浮いている子に突っかかっている。

だが希咲と呼ばれた少女は


「そりゃ乗るでしょ? だって私は凄いんだもん、凄い物は調子に乗ってもいつだって上手くいくんだから、それは自信があることに変わりはないんだから」


と言った。

すると男の子は


「ああ! てめえ! いい気になるなよ!」


と言って暴力を振るった。

しかし


「ふーん」


と言ってその殴り掛る手を受け止めた。

男の子は


「ぐ!!」


と悔しそうな表情を浮かべる。

そして、


「お! お前は俺とは違うんだ! お前は俺の出来ることが出来ない! 俺に出来ることは誰にも出来ないんだよ! だからお前は俺より立場はしたなんだ! どんなことをしても僕はパパがいればいつだって正義なんだ!」


と癇癪を起しながら言った。

すると希咲は


「あそ」


と興味も無さそうだった。

男の子はそれが気に食わなく。


「この野郎が! てめえにはぜってえに手に入んねえからな!」


と負け惜しみの様に言った。

すると希咲は


「大丈夫だよ、私もいつかは手に入れるよ、大丈夫だよ、手に入れ方なんて案外簡単なんだよ……手段何て意外と単純な方法で素晴らしい方法を取れるんだよ?」


とニヤッと笑った。

男の子は


「つっ強がりやがって! 今に見てろ!」


と言ってドライバーを手に握っていた。

だが


キーンコーンカーンコーン


とチャイムが鳴り先生が廊下の近くにいるのを感じすぐさま席に戻った。


「授業を始めるぞお」


と言って皆は普通に授業を受けた。

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