398Dead『決戦の足跡』
レベッカは
「こいつら……自分の家族を」
「ででもまあ一応は死んでいた人間を蘇らせた部分を見ると……助けたかった? って思っていいんだろうか?」
と考えた。
瑛代は
「違うよ」
と言って否定をする。
そして、
「さ! さっと作って! ほらほら頑張って!」
と言って大吉郎を急かした。
大吉郎は
「わっわかああたああ! 頑張る!」
と言って何とかマジギレズッパアアアンを修復していった。
瑛代は
「さすが人工知能搭載お爺ちゃん、出来るじゃん」
と褒めた。
アレックスは
「ダメだ……あいつ等家族を完全に道具として扱ってやがる」
その言葉にレベッカも
「もう救いようがないわね」
と言って頭を抱える。
望は
「ちょっと、俺は関係ないよね?」
と白々しく言った。
そして
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「やっと終わった」
とマジギレズッパアアアンの修復を終わらせることが出来た。
剣子は
「良かった……銃だと剣子ちゃん下手ではないけどなんかとんでもない事になるんだよねえ」
「ああ、すまない……本当にすまない」
と言って悩んだ様子であった。
剣子は銃を撃たないと心に誓った。
そして
「俺等もこいつに触らせないようにしないとな」
「ええ」
とアレックスとレベッカも心に誓った。
そして、
「まあ何かあったら私が引っ張り上げて魂だけは固定するです……俊敏性犬の薬を使えば再生は出来るです」
と言った。
望は
「俺の片目を治すことも出来るんじゃ?」
と聞くがレベッカは
「あんたはダメ……自業自得だと思いなさい」
と言って望の治療は許可されなかった。
瑛代も
「お兄ちゃんはそのままの方がいかすよ!」
と言って誤魔化した。
そして、再び研究所に向かった。
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ベルゲザズは
「フム、最終決戦には間に合った……俊敏性犬を奪われて向こうも必死だ、そうだなゲズアゾ」
「ヒッヒッヒ そうですとも」
と言って笑っていた。
するとベルゲザズは
「あんたらも手伝え、他の研究員はほとんど殺された……」
と悲しそうに言うと
「お前が殺したんだろ! 不必要だと言って! 俺の娘を殺したように!」
と言って睨み着けるジョリザズ
それを見てベルゲザズは
「おいおい、アンジェリスも娘だろ? 忘れてやるなよ」
と言うとジョリザズは
「フン、あの子はダメだ……可愛くない」
と言った。
それを聞いてベルゲザズは
「全く、俺等家族ってのは……どうしてこう人として……まああいつにも同じ血があるからこそあの瑛代と気が合うんだろうな……あいつの気持ちは俺も分からなくはない」
と言った。
そして、
「取り敢えず! やるか! 行くぞ! 俊!」
と言うと
「ぐっがががg! いぐ!」
と怪物が喋る。