390Dead『宇宙人解体ショー!』
奈々子は
「ええっと……地上のなんとかさんは知らんが取り敢えず君達は実験の為に私のお礼をしたまえ」
と言って当然の様に目の前に現れた。
それを聞いてR-BECKは
「お前等は……何が目的だ……いったい何のために我々を実験動物にする!」
と聞いた。
奈々子は
「この星を征服後に君達の星に言って征服する為でもあるかな? まあ事前に君達の弱点を探るのだよ、エイリアンがいるのならば都合が良いさ! 君達はこの星のルール上何をしても問題はないから大丈夫だよとかは関係ないね! 今のこの状況だと!」
と嬉しそうに言った。
するとBBOO+JOは
「貴方! まさかこの星の状況は貴方が起こしたの! 自分の星を! 正気!」
と真っ青になりなりながら聞いた。
すると奈々子は
「まさか、私も近い未来にこうなるとは思ってもみなかったよ、だけどこの機をチャンスとして私達は世界を自分本位に捻じ曲げる! すでに捻じ曲げようとする人間がいるんだ! 私達がこの星をどうしようともう誰も文句なない! もし阻止を狙うなら私達は本気でそいつらを潰しにかかる! それをすることこそがこの星や他の星の侵略に必要な事なのだよ! 正気かどうか聞いたな! 正気で野望は叶えられん! 狂気を宿して芸術を生み! 支配を生む! そしてその派生で秩序が生まれる! その本質から生き物は変わる事は出来ない! ハハハハハハ!」
と笑いながら説明した。
それを聞いて救命の一人は
「狂ってやがる……糞……もう……ダメだ」
と涙を流した。
そして、奈々子は
「君はまだ生かそう、そうだな、君と同じ職業の奴を目の前で実験して苦しむ姿を見せて精神を支配してやるよ! 感謝しな! 精神が完全にやられれば苦しみも殆どないだろうよ! それすらも私にとっての勉強だ! 私の夢の映画作成! 芸術作成の為にな!」
と嬉しそうに言った。
R-BECKは
「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
と言ったが
ウイイイイン!
ガシャン!
「うわああああ! 助けてええええええ! 離せえええええええ!」
と泣きながら檻ごと救命の一人が連れ攫われていく。
そして、
バシャン!
と別の部屋の映像が流れる。
そして、
「さてと! 色々と実験っと!」
と言って奈々子はそこから出て行き、モニターに現れた。
『フフフフ! 楽しみ!』
と言ってペロっと舌なめずりをした。
救命の一人は
「いやだ……いやだ……俺は……俺は……」
そこからは見るに堪えない映像が流れた。
けたたましい悲鳴、悲痛、抉れるような音、何かが潰されるような嫌な音、様々な音が流れる。
それを聞いて救命のもう一人は
「オエエエエエエエエエ!!」
吐いた。