386Dead『帰る為に』
救命達は
「これで俺達も帰れる! 帰れるんだああ!」
「おお! そうだそうだ! 俺帰ったら結婚する約束をした女性がいるんだ! 絶対に幸せになってやる!」
と言って喜んでいた。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
大きな轟音と共に
ガタガタガタガタ!!
と宇宙船が揺れた。
R-BECKとBBOO+JOは
「何だ! 一体何なんだ!」
「何があったって言うの!」
と驚いていると
「おいおい! また何があったっていうんだ!」
と救命の一人も驚いていると
『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』
と呻いた声が聞こえてきた。
それを聞いて窓を見る皆、
すると
「あいつ……まさか……」
と見ているとタンクの様な所にO-13型が穴を開けていた。
そして、そこから水のような物が漏れていた。
それを見てR-BECKは
「あいつ……燃料を……」
と青ざめていた。
すると宇宙船のアナウンスが
『燃料が漏れました……自動的に近くの星でH2Oを補充する為に降ります』
と放送した。
それを聞いて救命達は
「「ふざけるなああああ!!」」
と涙を流しながら言った。
BBOO+JOは
「まさか……そんな……」
と苦しそうに言っていると
「だが……修理もしてH2Oを補充しないと、でないと戻ることが出来ない……こうなったらやってやろう! 大丈夫だ! 見張りと補充で行えば逃げれる!」
と言って3人を励ました。
しかし、救命達は
「嫌だ! 死にたくない!」
「俺等はここに居る! お前等でやれ!」
と言って座り込んだ。
それを聞いてR-BECKは
「……分かった……出来るだけ俺とBBOO+JOが行う」
と言った。
BBOO+JOも
「仕方ないです……R-BECK……お願いね」
と言った。
救命達は
「早くやれよ」
「そうだ、俺等をさっさと帰せよ」
と見下したように言った。
2人は少し思うところはあったが仕方ないと思い地球に降りた。
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そして、
『ここの地球のH2Oのある場所へと降りました……補充を急いでください』
とアナウンスが鳴った。
それを聞いてR-BECKとBBOO+JOは
「じゃあ行くぞ」
「ええ」
と言って救命達を置いて行った。
そして、
「沢山あるぞ」
「そうね……修理は私がするわ」
と言って手分けをした。
そして、R-BECKは
「ここの水を補充だ……沢山あって良かった……」
と嬉しそうにタンクに入れていると
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
と悲鳴が聞こえた。
R-BECKは
「この声は! BBOO+JO!!」
と言ってすぐさま宇宙船へと戻った。