383Dead『襲い掛かるO-13型』
O-13型は完全に青くなり動かなかった。
そんな変わり果てた姿を見てR-BECKは
「糞……噛まれただけで……こんな……嘘だろ」
と涙を流していた。
BBOO+JOは
「ううう……どうして……こんな……」
と泣き崩れていた。
救命達も
「どうなってるんだ……毒にしても明らかに早すぎる」
と言って頭を抱えていた。
すると
「うう……ううううう」
とO-13型は声を上げた。
「!! O-13型!! O-13型!!! 生きてるのか!」
と言ってR-BECKは呼び掛ける。
BBOO+JOは
「本当! でも! さっき息を引き取ったって!!」
と言って驚きながら見る。
救命達は
「馬鹿な! さすがにおかしいぞ! 何で! 生きているはずが!!」
と驚いた。
救命達は覗き込む。
すると
「!!」
O-13型は目を見開いた。
救命達は
「ひい!!」
「何だ! 少し不気味だ!」
と言って震える。
BBOO+JOは
「O-13型!! 生きてるの! 大丈夫なの!」
と言って心配する。
しかし、何も喋ろうとしなかった。
R-BECKは
「どうした? 何か喋れよ」
と言って見ている。
しかし、O-13型は黙ったままであった。
救命達の一人が
「どうしたのでしょう? ちょっと目を診ますよ」
と言ってO-13型の目を診ようとした。
ゴシャ
「?? 何の音だ?」
とR-BECKは不思議そうに見ると
「!! な!!」
と驚いていた。
BBOO+JOは
「どうしたの? 何かあったの?」
「食われてる……」
「は?」
「食われてるんだよ……こいつ」
と言った。
BBOO+JOは何を言ってるのか理解できなかった。
R-BECKは
「救命の奴がO-13型に食われてる!!」
「は?」
と言うと
ゴシャ!! ゴシャガブ!! グシャリ!!
と鈍い音を立てながらO-13型は救命の一人を口の中に取り込んできた。
「うわ! うわああああああああああああ!! アぐ!!」
グシャン!!
ともう一人の救命の顔面が抉られた。
BBOO+JOは
「いやあああああ!!!」
「何なんだこいつ!!」
と悲鳴を上げて救命二人が震える。
R-BECKは
「こっちだ! 早く来い!」
と言って逃げ道のドアを開けていた。
BBOO+JOは恐怖で動けなくなっていた。
救命達は
「ひいいい!!」
「助けてええ!」
と言って逃げていた。
R-BECKは
「BBOO+JO!! 来い!!」
と言って手を握って無理矢理走った。
するとO-13型は救命の一人ともう一人を体ごと触手の様なもので掴みかかり体の中に取り込んだ。
そして
ボゴ! ボゴゴオ!! ボゴボゴボゴ! ゴシャ!!
とO-13型は体を変異させながら大きくなった。
そして、足を四つ増やして
「ググアガガガッガガガガガベベベベベベb!!!」
と奇妙な声を上げながら襲い掛かってきた。
R-BECKは
「早く!!」
「ああ……あああ……」
と悲しそうにしながらR-BECKに手を引かれながらドアに無理矢理入れられてそのまま自分も入った。
「クエバアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
と叫びながら手を伸ばして来た。
R-BECKは
「間に合え!」
と言ってドアを
ガシャン!!
バゴオオ!!
とドアを閉めてそこから叩きつける音がいた。
R-BECKは
「逃げるぞ! 早く!」
と言って逃げていった。