382Dead『噛まれただけ』
R-BECKは噛まれたO-13型に肩を貸して先程の星人から逃げていた。
そしてBBOO+JOとHEOOと合流した。
HEOOは
「!! どうしたの! O-13型! 大丈夫!」
と心配して駆け寄った。
R-BECKは
「ここの星人に突然噛まれた! 何か嫌な予感がしたからすぐに逃げてきたんだ! 早くこの星を出て宇宙船で治療をしよう!」
と言った。
O-13型は
「ハハハ、全く大袈裟だぜ、はあはあ……こんなもん掠り傷だぜ」
と言って噛まれた傷を摩っていた。
BBOO+JOは
「全く、早く乗りなさい!」
と言って宇宙船に乗り込んで発進した。
そして、宇宙に出て
「さてと、この星の謎も解明しないとな……取り敢えずこの衛星で少しの間留まろう、一応近くの救命達に要請をしておけ」
と言ってHEOOは
「分かったわ、任せて」
と言って走って行った。
O-13型は
「大袈裟だってうう!!」
と言って激痛が体中を走った。
R-BECKは
「おいおい! 本当に大丈夫か! 噛まれただけなのに変だぞ?」
と心配をした。
BBOO+JOも
「噛まれただけではないかもしれないわ、毒があったのかも……とにかく救護室で横になってなさい!」
と言ってO-13型を移動させようとした。
O-13型は
「ハハハ、すまねえな」
と言ってそのまま救護室に運ばれた。
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その後、地球近くの星に滞在していた救命達がやって来た。
「患者は何処ですか?」
と数人の救命達が話を聞いてきた。
BBOO+JOは
「あの救護室です」
と言って案内をした。
そして、救命達が
「これは……とにかく診てみます」
と言ってO-13型は
「ああ……あああ……ハアハア」
と明らかに異常な状態になっていた。
R-BECKは
「おい! 本当に大丈夫か! やっぱり毒か! それにしては明らかに変な状態だぞ!」
と言って慌てる。
HEOOも
「お願いします! 彼を助けてください!」
と言って救命達も
「尽力は尽くします」
と言ってO-13型を診た。
救命達は
「BBNを注入! 蘇生援助薬を!」
「早く!」
「うぐうう!! がハア!」
と血を吐いた。
BBOO+JOは
「ねえ!! 大丈夫! 本当に大丈夫なの! 噛まれただけなのに! 毒にしてもこんなの!」
と慌てていた。
R-BECKは
「しっかりしろ! O-13型! O-13型!!!」
と呼びかける。
しかし、
ぶうううううううう
「……そんな……息を……引き取りました……」
と救命達は絶望しながら言った。