379Dead『掌』
望は今まで眠っていたが突然起きて
「腹減った」
と言って寝っ転がっていた。
そして、
「ナーマナ、どこ?」
「ここにおります」
「腹減った……ご飯持ってきて」
と望は眠たそうな表情をしながらナーマナをパシッた。
ナーマナは
「分かりました、何が良いですか?」
「ラーメン」
と言って尻を掻いた。
そして、ナーマナは分かりましたと言ってそのまま部屋を出た。
望は
「……ダリいなあ……一気に疲れが来たよ……目も片目が見えないしなあ……何か疲れた……」
と言ってボーっとしていた。
そして、ナーマナが持って来たラーメンを食べてそのまま下げて貰った。
望は
「ふうう……また眠るか……」
と2度寝した。
望は夢を見た。
『うおおお!! 世界が戻ってる! 嘘だろおお! ラノベもエロゲーもアニメもこんなに! いつも通りのレールにいつも通りの世界! やっほおおおお!』
と言ったところで目が覚めた。
望は思った。
(家族が一切出てこない夢って……)
と勝手に気まずく思った。
そして、
「はあ……寝ていると頭が痛くなるほど眠った……そろそろ起きて行動しよう」
と言って立ち上がった。
そして
「そろそろ起きて……瑛代ちゃんのところに向かうよ、あんたのミスを言わないといけないんだから」
と和子が部屋を開ける。
望は
「別に伝えなくてもあいつなら知ってるだろ……こうなることもこうなったことも理由を含めて……あいつの掌から落ちてもない……例え落としても奴は汚く手も拾い上げて絶対に捨てない……作戦を練り直して再び目指す、それがあいつだ……失敗してもくじけそうでも無理矢理自分を洗脳してでもこの世界を奪いに来るから」
と言って頭を掻く。
和子は
「ふーん、まあいいけど……まあそれぐらいの事を考えていないとこの世界を取ろうなんて思わないか……」
「そおそお、それがあいつだ……死んでも自分を無理矢理復活させる為に用意をしてるだろうしな」
と言った。
そして、
「さてと……まあ怒られよ」
と言ってそのまま立ち上がり部屋を出た。