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375Dead『2回目縫合』

望は再び手術をされていた。


「あの……俺の腕は玩具じゃないよ、そして、研修の為の材料でもないよ? それなのに何で俺の腕をまた縫合手術? ちゃんとするんだよね?? ねえ!!」


と泣きながら言った。

奈々子は


「今日は麻酔なしで手術をした時の苦痛を測定するよ!」

「わああい!」


とアンジェリスもワクワクしていた。

それを聞いて望は


「ちょっと待て! 何だそれは! 測定! 腕を治すんじゃ!」

「ついでに治してあげよう! 腕!」

「了解!」

「ついで!?」


と望の簡単! 苦痛測定とを悲鳴で確認が始まった。


「アナログ!! そのアナログで! パソコンとか伝達の測定器とかないの!!」

「じゃあ始めるよおお!」

「聞いて! お願い聞いて!」


と望の歪む表情を無視して


「まずは皮膚を斬りまあす!」


グチョ!


「イギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

「おお! 結構な声量!」


とアンジェリスは驚いていると奈々子は


「良い? 悲鳴が上がるってまだ余裕があるの、余裕がなくなると悲鳴なんてなくなるの……そう! 例えばこの神経を……えい!」


ザス!!


「!!??!?!?!?!?⁉! っっっ!!」


と望は息が出来なくなり


「こひゅう!! こひゅう!!」


と過呼吸になった。

そして


「さーって、少し休憩!」

「kはーー! kはああ!!」


と望は少し痛みに慣れた。

次に


「じゃあ私ね」


と言ってアンジェリスもした


「!!!??⁉!?⁉ っっ!」


と冷汗をダバダバ流しながら


ぶしゃああ!!!


と失禁した。

その地獄が続いた。

そして


「ふうう、終わった……」


と望は疲れたような表情で腕の様子を見た。

今度はちゃんと動いた。

そして


「アンジェリスちゃん! やったね!」

「はい!」

「次はクリーチャーの開発も手伝おうね!」


と言って奈々子は笑った。

そして、


「あ、希咲……大丈夫?」


とさすがに消耗したようにフラフラの望を見て和子は聞いた。

望は


「ああ……うん」


と言って汗を拭きとる。

そして


「希咲これ眼帯」


と言って渡された。

そして、


「それ付けたらもう行くよ、アンジェリスちゃんも」


と言うとアンジェリスは


「そうかああ……もうちょっと勉強したかったけど……まあいいか」


と言って残念そうにする。

奈々子は


「次は世界を取った後かもね! 瑛代ちゃんによろ!」


と言って笑った。

レアズは


「では私もここで貴方様の知識を出来るだけ蓄えます」

「よろしい……ではアンジェリスとレアズの二人に私の後任はお願いできるように引き継ぎは進めるよ、取り敢えずはアンジェリスちゃん、沢山の薬などを持ってきてね! それで色々と実験しようね!」


と言って笑顔を向けた。

望と和子は


「その笑顔が怖い」

「うん、それには賛成」


と言った。

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