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353Dead『美少女だから!!』

美沙菜は笑いながら


「考えてみてよ! 一体試合場で行われていない負けはどのような状況で作られているか気になるって思いません! 普通思いますよね! だって自分達は外の様子を見れない! ならば試合の代金は貰ってるから勝つか負けるかを知る事しかできない者より大金を払ってでもこの拷問ショウを見たいと思いませんかああ! 思いますよねええ! だって見に来たのにそれが見れないなんて! レイビン家とこの試合を提供している会社にはもうすでに許可は得ています! まさか試合外で事が起きていることはすでにお金持ちの世界では当然のことだもの!」


と言って笑っていた。

すると相手選手は


「だからって……さらに金を取ったら文句を言うだろ! 普通はそうだろうが!」


と言ったが美沙菜は


「やだなあ……試合の会場で始まった試合を見る権利は得ているけど外側で起こっていることは見る権利を得てないんだから! 例え相手選手が卑怯な事をして調子が悪くなってその人が退場させられても誰も文句言わないでしょ! そして、この拷問を見たい人はお金を払ってくださいで皆やすやすと払ったよ! だってみたいんだもん! 君がこの場でゴミの様に死ぬ姿を! だから皆今ここに居るんだよ! ねえ!」


と顔を向けて言うと他の客達は


『その通りだ!』


と言って嬉しそうにする。

それを見て対戦相手は


「そんな……それで良いのかよ……お前等」


と涙を流すと


「いや、寧ろ戦いより蹂躙されたり拷問をされている人を見るのがこの人達は来ているようなものだよ? 戦いを見たいなら普通にルールのある格闘技に行くよ、わざわざこんな闇の世界に来る必要が無いよ、ただルールが無いという刺激で我慢していただけ、人間は我慢を止めると反動でもっと過激な物へと興味が移るんだよ」


と言って見せつけように拷問をした。

そして、対戦相手は完全に壊れた。


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ベイエーンは


「なるほどね……それならあなたが私の召使役ににある理由になるわね、頭も良ければもっと良い作戦とか浮かぶだろうし」


と言って納得していた。

美沙菜は


「エイズアはお嬢様の味方です、どこまでも一緒に」


と言って手を取り合った。


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「って! そういう思いで!」

「へー、そうなんだ……何か結構大変だったんすね叔母さん……因みに戻るつもりは?」


と聞くと美沙菜は


「いや、無いよ、今のご主人様はベイエーン様だから」


と言った。

望は


「因みにその子も上司と同じプライドのデカい出来ない系女の子に見えなくないけど……良いの?」


と聞いた。

ベイエーンは


「はあ! それどういう事ヨ!」


と言ってキレるがエイズアは


「あの時はオッサンだったから嫌だっただけで美少女ならOK!」


と言った。

望は


「それなら瑛代もそうだろ?」


と聞くと美沙菜は


「私の目の前に現れたのはベイエーン様だよ」


と言った。

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