350Dead『適当な偽名』
美沙菜は唖然とした。
(そんな名前でこんなことしてはいないんだけど……)
とあまりにも自分の異名が在り来たり過ぎてかなり戸惑っていた。
そして後ろを振り返ると
美少女だった。
(キュン!!)
と美沙菜は顔を赤くした。
今まで見てきた汗臭いオッサンではなく美少女がそこにいた。
美沙菜は
(姪以外に可愛いロリが!!)
と発情した。
美少女は
「あんた格闘家?」
と聞くと美沙菜は
「い、いえ! 私はただの鬱憤晴らしをしている元OLです!」
「普通OLは鬱憤晴らしで道場潰しをしたりしないと思うんですが……」
と呆れながら言った。
それを聞いて美沙菜は
「いえ、私は昔から道場のエリートの将来ある道を閉ざすことをやって来たので別に変ではありませんよ!」
とへらへらとしながら言った。
それを聞いて美少女は
「マジかよこいつ……」
とさすがにドン引きしていた。
美沙菜は
「たまにサッカー部や野球部推薦を受けていた人間を潰してたんですけどね」
「ああ、そう」
と呆れていた。
そして、
「取り敢えず話をしましょうよ! 貴方就職とかしてるの?」
と聞いた。
美沙菜は
「いやないですね」
と言った。
美少女は
「分かったわ、そういえば名前は?」
と聞いた。
美沙菜は
「うーん……」
「??」
(このまま本名を語って良いのだろうか? 情報社会で自分の名前は命と同じ、名前がバレて警察にでも来られたらたまったもんじゃない……うーん)
と悩んでいると瑛代の名前を思い出し、飼っていたペットがズアカハネナガインコだと思いだした。
美沙菜は取り敢えず二文字ずつ取って
「エイズアです」
と偽名を言った。
美少女は
「フーン、私はベイエーンよろしくね!」
と握手を求められた。
エイズアは
「キュン」
としながら握手に応じた。
そして、話を聞いた。
「へえ、使用人を探しているのと腕のいい使用人が条件ですかあ」
と話を聞くエイズア。
すると
「それを貴方にお願いしたいんですが?」
とベイエーンは聞いた。
するとエイズアは
「良いですよ、不思議と貴方の元で働くのは良いと感がていたところですので話が無くてもこっちがストーカーでも何でもして雇ってもらう予定だったので」
と笑いながら言った。
それを聞いてベイエーンは
「ちょ! 何を言ってるの! ってまああいいわ! とにかく使用人としての素質を見るから貴方は次の格闘技でいい成績を残してくれればこっちとしても助かるわ!」
と言って二カッと笑った。
それを聞いてそして見て
「分かった」
と二つ返事で了承した。
そして、
「取り敢えずサンドバックを買いに行くわよ!」
と言って嬉しそうにしてエイズアと一緒に歩いていく。
そして、沢山のサンドバックを見ているとエイズアは
「これが良いです」
と言って指を差す。
それを見てベイエーンは
「それ、もうだいぶ古いんじゃ? まあうちの再生医療を使えば何とかはなるかな?」
と考えているとエイズアは
「はい、それでお願いします」
と言った。
そして、一言
「お久しぶりですね……」
とエイズアはニタっと笑った。