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349Dead『鬱憤晴らしの……』

美沙菜は


「あんな可愛くもないオッサンの為に人生を使ってるのか? 私は……え? 馬鹿なの? 私……こんなバカな人間だったっけ? 何でこうなったんだっけ? そうか! お父さんが! あの糞親父が高卒で就職を慌てさせて仕方なくあの汚いオッサンの下に着いたんだ! あの糞はもう数年前に行方不明だ! 良し!」


と考えた美沙菜はすぐさま辞表を書いて


「ふー、当分はあの糞のうっぷん晴らしをしよう」


と考えて仕事は後6時間分残っていたがもう関係ないと言わんばかりに帰っていった。

そして、次の日


「何だこれは! 何なんだ! どうして仕事が終わっていない! 美沙菜は! 美沙菜は何処だ!」


と皆に喚き散らす。

ある職員が机の上にある辞表を見つけた。

それを見て他の職員も我慢の糸がプツンと斬れたように


『そうか、止めれば良いんだ……他に稼げる場所はいっぱいあるんだし』


と考えて、一気に辞表を書いてその場に置いて出て行った。

上司は


「!! な! 何なんだ君達は! どこへ行く!」


と怒鳴るが無視して出て行った。

上司は


「く! クビにする! してやるううううう!!」


と怒鳴った。

その後、その部署はその男一人になったが社長は超ブラックで超違法行為になれており、上司は部下に逃げられた罰として人間サンドバックとして裏社会格闘技の物品販売された。


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その後、美沙菜は


「お母さん、私ちょっとこれから貯金を切り崩して1人旅に出るよ」

「……まああんたなら大丈夫じゃない? 寧ろ海外でなんか成功しそう」


という感想の様に言った。

美沙菜は


「お父さんは消えたしこれで私は自由だよ」


と言って嬉しそうにしていた。

清菜は


「取り敢えずはパスポートは発行……」

「卒業旅行の時の分が残ってるから大丈夫」


と言って持っていた。

清菜は


「それ……期限切れてるんじゃ?」

「大丈夫、唯一の証明書だし更新し続けた、保険証を渡さないという下種の極みの様な会社だったから」

「国保は?」

「取ろうとしたら減給って言われた、自分の治療費ぐらい全部自費で払え、お国からどれだけ取る気だとか言われて取っていない」

「おかしいわね、保険加入は義務なのに」

「発行はしてたよ、ただ渡して貰えなかっただけ」


と言った。

清菜は


「どうしてあの糞大吉郎は貴方に意味の分からない会社を進めたのかしら」

「キチってるからだよ、後同じ考えなんだと思うよ?」


と言って呆れながら話していた。

そして、


「じゃあ、お義姉さんやお兄ちゃんによろしく、望や瑛代、芽久美によろしく」

「はいはい」


と言って美沙菜は家を出た。


その後、色々な手段で不法滞在を続けた美沙菜は会社で貯まった鬱憤を晴らす為に


「グガアアアアアアアアアアアアアアア!!」

「ブヘエエエエエエエbヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


国々の道場を潰しまわった。

そして、そこの創設者は徹底的に


ゴシャ! ゴシャ!


「うぐ! うぐ!!」


ともう格闘技が出来なくなるほど潰しに潰した。

美沙菜はそれを2年間続けていた。


ゴシャ! ゴシャ!!


「ブフ!! ぶふう!!」


と血を吐きも動けなくなり顔面も潰れ始めた時だった。


「ふーん、あんたが道場を壊しまわってるデストロイヤーさん?」


と一人の女の子の声がした。


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