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338Dead『分断』

「子供と母親が最初に行ってくれたおかげでボタンを踏んで罠が発動したことが分かって良かったね!」


と奈々子は嬉しそうに言って歩いていた。

アンジェリスは


「出来たら二人も助けてあげなよ」

「嫌だ」


と言って奈々子は無視した。


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街の人間を前

自分達は後ろというポジションを奈々子は実行し続けた。

望は


「俺も前で良いけど?」


と言うとアンジェリスは


「どうせ何か変なこと考えてるでしょ? 止めて」


と言って静止させる。

奈々子は


「まあ、いつも変な事をしてこっちが酷い目に合うか吉と出るかなんでしょ? 取り敢えずはこのままこいつをここに縛って置いた方がいいとは思ってるけど?」


と話していると


「あいつ等から逃げれるか?」

「いや、分からん」

「だが! このままだと俺等は全て殺されるか生き残っても労働として扱き使われるぞ!」


とボソボソと話していた。

すると


「聞こえてるよな」

「聞こえてるね」

「おおおい! 聞こえてるぞ! 余計なことを考えるなよ!」


と奈々子は注意をする。

街の者達は


「糞」

「なんて耳の良い!」


と悪態を着く。

望は


「こんなほとんど音もない場所で喋れば聞こえるだろうに」


と言っていると


『よく来たな! 屑共が! ヒッヒッヒ!」


とある男の声が放送と共に聞こえてきた。

アンジェリスは


「ゲズアゾ叔父さん!」


と叫ぶ。

すると


『よお! アンジェリス! 久しぶりだな! 俺に小遣いせびった頃を思い出すぜ! 上げなかったけどな!』


と話す。

それを聞いて望は


「俺もお年玉頂戴! ゾンビになる奴!」


と寝っ転がって駄々をこねるように言った。

すると


『お前は後だ!』


とゲズアゾが言った。

望は


「やった!」


と喜ぶ。

そして


『最初に言っておく! お前等全員分断させて貰う!』


と言って足元の床が動いた。

アンジェリスは


「嘘! ちょ! 嘘!」


とほとんどの人間とバラバラに動いてく。

逃げようと考えてアンジェリスは足を動かそうとすると床の下はかなり高くて落ちれば死ぬレベルで会った。

そんな時


「いやっほおお!!!」


と望は当然の様に開いた床に落ちようと飛んだ。

アンジェリスは


「あいつ!」


と言って落ちないようにバランスを取っていると目の前に壁が出来た。

そして、その場から分断された。

すると


「アンジェリスちゃん……私と一緒になっちゃったね」


と和子が近くにいた。

アンジェリスは


「望の奴……落ちるつもりだよ」


と言うと和子は


「どうしようもないよ……さすがにあれは」


と言って頭を抱えていた。

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