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325Dead『怖い人さん』

その後、奈々子は拷問をして情報を引き出す勉強をした。

頼まれた質問をして色々な資料を見てその方法を片っ端から試した。

資料は瑛代の兄の物だととい事を聞いて遠慮なく視聴したり、愛読してそれを試していた。

ミスで殺してしまう事もあったがそれは仕方ないという事で処理の方法も少し怖い人と言われていた怖いさんから学んだ。

怖いさんは


「だいじょうぶですぜえ、これぐらい別の島との抗争で慣れてますんで!」


と言ってその技術を学んでいった。

怖いさんから色々と武器を貰ってある建物に入り込み殺し屋の勉強もした。

沢山の太った人とかがいたが気にせず学んだ。

彼女が帰りが遅くなると柳田夫婦は


「生徒会の為の準備なんでしょ! 頑張ってね!」

「若い間の苦労は大人になって身に着いているものだ! 自分の将来をしっかり見るんだよ!」


と寧ろ励ました。

瑛代は外面をよくしていた為、皆から怪しまれることは無かった。

時にホームレスのオジサンにお金を渡してその様子を撮る様にお願いしたりしていた。

それは個人的に勉強したくてして貰っていたがそれを見た瑛代は


「これ……私にもデータくれる? お金いくら?」

「500万」

「分かった」


と言って即金で払われたりしてそれを渡していた。

奈々子は


「瑛代様もホームレス狩りに興味が?」

「いえ? 無いけど? そんな事をしてどうするの? あの人達で役に立つよ? だからそんな人材の無駄をする必要性はない……ストレス発散の為にこんなことをする人間は所詮人間の扱い方を知らないんだよ」


と言って呆れていた。

奈々子は


「そうなの? それも勉強したい」


と言って好奇心の目で言った。

瑛代は


「そうね、人を使うには信頼を何としてでも掴まないといけないんだよ……それさえ掴めば相手は自分の為に死をも恐れなくなるから」


と言った。

それを聞いて奈々子は


「へえ……人間って結構凄い」


と言うと瑛代は


「そうよ、人間って色々と気難しいけど覚悟を決めると意外と使えるよ!」


と言って笑う。

怖い人さんは


「そうですかあ……まあ貴方には親父の坊ちゃんも懐いているので信頼はあるんすけどねエ」


と言って笑う。

そして、瑛代は


「取り敢えず今度はこいつを」


と言って拷問にかける人を出した。

すると


「な! 奈々子! ふざけないで! 私は! 私を!」


と見たことが……ない人がいた。

奈々子は


「?? 誰?」

「貴方と同じクラスでしょ!」


と言うと瑛代は


「そうなんだ……でも生徒会長の側近を務めるつもりだからその心をへし折る事が必要なんだよねえ」


と言った。

奈々子は


「フーム、取り敢えずは拷問するね!」

「いやああああああああああああああああああああああ!!」


そして、その少女はすべてを吐いて次の日から不登校になった。

その後加奈が入り瑛代は生徒会長になった。

奈々子もその仲間と言う事で書記になった。

副会長は京で庶務が加奈で会計が誠子であった。

そして、中学はそうやって過ごした。

高校に入って男も同じように暮らす……そう考えていた。

そして、世界はゾンビに覆われた。


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「これが私と瑛代の過去だよ!」

「……」「うわああ……」「嘘」


と皆引いていた。

すると望は


「まっまっまさか……俺の部屋からアニメのDVDやBDが無くなってるのってあいつが持って行ってたのか……」


と驚いていた。

アンジェリスは


「それは違う」


と言ってツッコんだ。

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