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314Dead『異常なし』

望はボーっとしながら血液を採られた。

望は


「なあ……ゾンビにならないんだけど」


と突然文句を言った。

ベナは


「知らん……だから今調べてるんだよお」


と言って血液を調べていた。

そして


「うん……全く問題ない」


と言って望に


「血液は貴方の血液のままで全く問題がないから……てか舐めても問題はないのねエ……取り敢えずはそこも情報として入れておこう」


と言ってメモ用紙に書き込む。

奈々子は


「まあそれは私も知ってるけどねえ……私も何となく舐めたこともあるし」


と言った。

それを聞いてアンジェリスは


「そういえば奈々子ちゃんってゾンビ化ってしてるの?」


と聞くと奈々子は


「?? してるよ? マッドサイエンティストとして頑張ってるんだよねえ」


と言って自分の手をナイフで


グシャ!


と斬るとすぐさま再生した。

望は


「意識が無くなるゾンビ化ってどうするの?」


と聞くと奈々子は


「不通に噛まれれば良いんじゃない?」


と答える。

すると望は


「それ結構頑張ってるんだけど……何か上手くいかない」


と言った。

それを聞いて奈々子は


「このご時世でどうしてそんな簡単な事も出来ないのか」


と苦笑していた。

アンジェリスは


「何でそんなに上手くいかないんだろうねえ……私達が邪魔をするからかな?」


と笑いながら言うと望は


「それも有るだろうなあ」


と言って包丁を手に取った。

すると


「望、変なことをしようものなら斬る」


といつの間にか剣子がいた。

望は


「その刀の所有権って……俺にもないのか?」


と聞いた。

和子は


「一旦人に譲渡したものを取り返そうとするなんて……」


とドン引いていた。

すると奈々子は


「取り敢えずは落ち着いて……悲鳴が聞こえない」


と言って男の悲鳴に夢中になっていた。

すると少女が戻ったみたいで男は


「ああああ……ああああああああ……良かった……よかったああああああ」


と喜んでいた。

奈々子はそれを見て


「チ」


と舌打ちした。

望は


「本当にこいつって自分に正直だよなあ」


と言って呆れていた。

奈々子は


「おい、もう一度死ね」


と睨んでいた。

それを聞いた男は


「糞野郎! この最低野郎が! お前のような糞野郎どもに俺の娘は」

「貴方は誰ですか?」


と少女は男を見て言った。

男は


「何を言ってるんだ! 俺はお前のお父さんだぞ!」


と怒ると少女は


「いや……知らないんですけど」


と戸惑っていた。

それを聞いて望は


「なるほど……若本さんみたいに妄想をしていたんだねエ……それは残念なことだ」


とドン引いていた。

男は


「黙れ! 貴様等! 私の娘に何をした!」


と怒鳴るがベナは


「いや……別に何も」


と言って冷汗を掻いていた。

奈々子は


「大丈夫だって、貴方はもっとひどい目に合うだけだから!」


とニヤニヤと笑っていた。

それを聞いてベナは


「あのう……いらんこと言わないでくれる」


と頭を抱える。

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