311Dead『仲間がいっぱい 』
望はメモを読んでいた。
「うむ、これは使えるなア……てか研究所に行く前にベナさんに会うんだよな? あの人は何で来なかったんだろうか?」
と今更な事を言った。
アンジェリスは
「研究所での研究があるからでしょ」
と言った。
和子は
「本当に人の話を聞かないね……希咲君……この先どうするつもり? 自分の事だけ考えてるようだけど?」
と言った。
それを聞くと望は
「ああ、まあ死ぬというよりゾンビになるための行動をする為だから死亡フラグを立てていく、だから今から勉強中なので気にしないでね」
と言った。
それを聞いてアレックスは
「本当にこいつを連れて行って大丈夫かよ……何か色々と不安なんだが……」
と言った。
望は
「うるさい禿」
と言った。
アレックスは
「もう発毛しました! どこ見てるんだよ! そもそもてめえの責任だろうが!」
「ああ! もうある上にあの時だって暗示であるように思わせてあげただろうが! 何か文句あるんか!」
と逆切れした。
アレックスは
「ああ! ふざけるなよ! お前のせいで俺は恥をかいたんだ!」
と言った。
するとナーマナは
「どうでもいいので静かにしましょうよ、光子ちゃんが起きちゃいますよ」
と言った。
望は
「俊敏性犬……お前も来なくていいのに何で来たんだ?」
「くううん」
と少し寂しそうにする。
望は窓を開けて
「さあ! 早くここから去るんだ! 去るんだ! もうお前と入れないんだよ!」
と言って追い出そうとするが剣子は
「俊敏性犬、あまり気にするな……いつもの事だ」
と言って呆れる。
そして
「そういえばお前の刀って血で濡れて使えないようになってないの? そこが不思議なんだけど……てか皆あの国で何をしてたの?」
と本当に今更聞いた。
それを聞いた和子は
「え? 銃撃の練習だけど? 今はそうね、ライフルにマシンガンに散弾銃にバズーカーも撃てるよ」
と言った。
それを聞いて望は
「で? アンジェリスは?」
と聞くと
「いや……まさか私は何もしていないとでも? してるよ、次向かうレイビン家の情報を瑛代ちゃんに伝えたりどことどこをすでに支配しているとか、聖草の種の育て方を教えたりとか色々と……まああれを使えばゾンビ能力を色々と使えるしねえ」
と言った。
望は
「剣子は?」
と聞くと
「私はひたすら刀の鍛錬だ」
と言った。
望は
「いつもと変わらないんだな」
と言うと剣子は
「いや……お前だけには言われたくない」
と本気で呆れていた。
すると望は
「他二人は?」
と聞くとレベッカとアレックスは
「「なぜ私達は他二人!」」
と文句を言うように言ったあと
「私は……あんたの扱い方」
と言った。
和子は
「ああ、無理しなくていいですよ」
と言ってアンジェリスは
「こっちが何とか出来るんで」
と言った。
望は
「つまり意味のない事をしていたと」
「か! 格闘技頑張ったんだから! 後元研究者として色々と研究の材料を揃えたり!」
と言った。
アレックスは
「俺はもっぱら植毛だ」
と言った。
レベッカは
「お前は……まあいいか」
と言った。
その後
「いやあ! 何か色々と大変だねエ!」
とそこには奈々子がいた。
望は
「うん? どうしてここに?」
と聞くと奈々子は
「?? まあ私の技術はマニュアル化してるからあそこ以外で勉強したいと思って旅に出るって許可を貰ったんだ! 凄いでしょ!」
と言った。
それを聞いて望は
「うおお……何か面倒くさそうな人を押し付けられた感がスゲエある」
と言った。
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瑛代は
「奈々子、いっぱい勉強するのよ」
と言って遠い目をしていた。