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232Dead『新たな』

望は


「まあまあ、記憶が光子でも戻せないんですか……それが大変ですねえ……じゃ! 頑張ってくださいね! 俺達はここから出るので!」


と言って立ち去ろうとする。

カルメリーナは


「あ……はい……それではお気をつけて」


とお辞儀すると和子は


バン!


と望の足を撃って動きを止める。

望は血を噴き出しながらその場に倒れて


「お前等……ちょっとは人としての自制心を持った方がいいのでは?」


と注意を呼び掛ける。

すぐに俊敏性犬が噛み付いて望を回復させた。

そして


「まあ取り敢えず一緒に来る? もしかしたら貴方の記憶を取り戻す事が出来るかもしれないよ!」


と手を差し伸べる。

それを見てカルメリーナは


「本当に……良いんですか?」


と少し不安そうに言うと剣子は


「大丈夫だ! 希咲の様な屑で最低でゴミで何の役にも立たないような男が一緒にいるんだ! 寧ろ一緒にこいつを止めてくれるだけでもかなりありがたい!」


と言った。

それを聞いて望は


「俺のお陰で助かったこともあったんだろ? それなのにそんなこと言っていいの? そこまで言う?」


と怪訝そうに聞いた。

レベッカは


「何でそんなに言われるか胸に手を当ててよく考えなさい」


と言った。

望はレベッカの胸に手を当てた。

そして、


「うん、少しはやわっこいよ……凄く凄く微妙だけど……やわっこい」


と言った。

レベッカは


「フン!」


と声を上げて回し蹴りを喰わらせる。


「ぐべ!」


と言ってその場に倒れて


「酷いな! そんな誘ったようなスポーツブラなんてしてるからだ! 俺に罪は無い! てかそんな服装だったっけ?」


と言い切った。

アレックスは


「ドイン・ダンドリーに服を引き千切られたんだ」


と言った。

望は


「アレックスさんのその有様もドイン・ダンドリーに?」


と聞いた。

アレックスは


「糞……まあいいさ……これはスキンヘッドで突き通す」


と言って心を強く持った。

レベッカは


「そして、私が言ったのは自分の胸って意味なんだけど……日本ではよくつかわれる言葉だと思うんだけど?」


と少し不満そうに言った。

そんな時だった


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


という叫び声と共に


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!


と壁が当然の様に破壊されて


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! おんななあああああああああ!! ヤラセロおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! 俺の子孫残すウウううううううううううううううううううううううううう」


と言ってドイン・ダンドリーが現れた。

望は


「おお! ちょうどいいところに! 俺を喰ってく……」

「いらん……お前味ないし調味料にもケチ着ける……」


と断られる。

望は


「じゃあレベッカさん? いい加減この人と結婚したら? もう34歳なんでしょ? お母さん早く孫の顔みたいって故郷で泣いてるよ?」


と余計なことを言った。

レベッカは


「あの時は年を増しただけで10歳引き上げたって言わなかった? 24歳なんだけど?」


と少し怒りを露わにしながら言った。

望は


「ああ……そう……でも大人になったら年取るのって本当に早いって聞くよ? 24歳という若さに甘えていると本当に34歳まで結婚できないよ?」


と言った。

レベッカは


「いや……世界がこんな状況でそんなこと考える人間はなかなかいないと思うよ? てか私このドイン・ダンドリーと結婚する気ないんだけど?」


と言った。

望は


「それは自分でその人の価値を勝手に決めつけて見ようとしないだけでもしかしたら将来凄く幸せな家庭になってるかもしれないよ? どんなに良い人を見つけても今は全くタイプでなくても将来どうなってるか分からないよ、結婚してからの幸せって結婚相手と一緒に掴むことが大切って隣の家の若本さんが俺の5歳の妹を口説く時によく言ってたよ」


と言った。

それを聞いてアレックスは


「5歳児を口説くって……その若本さんは何歳なんだ……」


と引き気味で聞いた。

望は


「ええっと……今年で36歳かな」


と言った。

アレックスは


「……妹さんも災難だな……」


とボソっと言った。

レベッカは


「私は嫌だから」


と言ってドイン・ダンドリーは


「どうしてえええええええ!! いやああああああああああああああああああああああ!! しそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!」


と保存本能でのた打ち回る。

望は


「しゃあねえ……あんたは俺の事を食べないとは言ったがお前の気持ちもわかる……俺だってお預けを喰らった性欲の停滞は苦しい……俺に良い考えがある!」


とドイン・ダンドリーに話し掛ける。

ドイン・ダンドリーは


「ほ! 本当か!」


と嬉しそうにする。

望は


「カルメリーナさんだっけ?」

「はい?」


と言うと


「暇ならこの人の子供産んだら?」


と望は提案した。


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