221Dead『脳内麻薬』
「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
と雄叫びを上げながらドイン・ダンドリーが暴れまわる。
「何こいつ!! 何なの!!」
とカルメリーナは青ざめながらその場に座り込む。
そして、ドイン・ダンドリーは
「やりてええええええええええええええええええええ!! やりてええええええええええええええええええええ!!」
と叫びながら牢屋へと近づく。
カルメリーナは
「何! 何なの!!」
と怯えながら後ろへと下がっていく。
そして
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
と叫び拳で牢屋に殴り掛った。
カルメリーナは
(だっ大丈夫! ガバンドの剣で壊れなかった! 拳一つで壊れるはずが……)
と考えていた。
だが
バキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
と殴った牢屋はそのまま紙細工の様に割れて
ヒュウウウウウン!!
ザク!
とカルメリーナの真横の壁に刺さった。
「ひいい!!」
と情けない悲鳴を上げて
「うわああああああああああああああああああああああ!!」
と悲鳴を上げて逃げだした。
だがドイン・ダンドリーは欲望が暴走しているせいで
「ぐぎぎいいいいいがあああああああああああああああああああ!!」
と叫びながらその場で暴れていた。
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望は
「ふううういいいいい……スッキリした……何だろうな……うんこも出た……なんかさあ……こういう幸せしかこの頃感じない……何と言うかうんこ出していつも思うのが……ヤバい……幸福感がヤバい……脳内麻薬ってこういう時に出てるのかな……何だっけ? エンドルフィンだっけ?」
と浅い知識で望はほっとした顔でうんこを見る。
「うおおお!! バナナ長! ちょうなげえええ!! これ出たらそりゃ幸せだわ!」
と言って何かすごく嬉しそうであった。
そして、名残惜しそうに望はうんこを流した。
ジャアアアア
「うう……なんか勿体ない気がしてしまう……でもとにかくパンツを探さないと……」
と言ってポケットから鍵を出した瞬間
ポロ
と手から滑った。
「あ」
と言って望は鍵を見ると未だに流れているトイレの中に入った。
そして
ジャアアア ジュコジュコジュコ
とそのまま鍵はトイレに流れて行った。
「……ああ……よくあるよくある……うん」
と大切なのか大切でないのかすら分からない鍵をトイレに流して
「ま! いいか! どうせ大して大切そうに見えなかったし! 多分!」
と言ってトイレを出た。
望は
「ふむ、パンツを探していざ行かん!」
と言って再びパンツを探し出す。
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「来ないで! お願い!」
と言ってカルメリーナは逃げ続ける。
そして
「ここ! この部屋に!」
と言って近くにあった部屋に逃げ込んだ。
そして
「はあはあ……」
と息を整える。
だが
トストストス
と歩く足音が鳴る。
それを聞いて
「早い! そんな!! 武器! 武器を!!」
と焦りながら探すと近くに充電式ドライバーを見つけた。
カルメリーナは
「これ……いったい……」
と言ってドライバーのボタンを押すと
ブイイイイイイイ!
と音が鳴り先端が回転した。
それを見て
「これは……もし入ってきたらこれを……」
と言って覚悟を決めてドアが開く瞬間を待つ。
トントン!
と少し足音が近くなり早まってきた。
相手が走っているのが、カルメリーナには分かった。
「来てる……」
と言って心臓の鼓動も早まる。
ドクンドクンドクン!
と緊張が走っていた。
そして
ガチャ
と扉が開いた。
「今!」
と言ってボタンを押して
ジュイイイイイイイイイイイ!!
と先端を回しながら相手に突き刺すように走る。
「え」
という声がしたが構わず突き刺す。
ズシャ!
と鈍い音が鳴り血が垂れて来た。
そして
「ぎびびびびびびいばばばbgrばえjrべjべべべべべべばがばばばばばばばばあ!!」
と奇妙な悲鳴を相手が上げていた。
それを聞いてすぐさま後ろに引いて相手を見ると先ほどの男ではなかった。
「え……え……」
と少し怯えながら見ていた。
そして
「片目があああああ!! 片目が回るううううううううううう!! うがあがあがががあがめええがああままあわるううぶうううううう!!」
と望は目から血を出血させながら悲鳴を上げた。
「ひいい!!」
とカルメリーナは小さく悲鳴を上げて
「ごめんなさい! ごめんなさい!」
と言ってその部屋から飛び出た。
そして
ドスン!
「ぐぎゃああば!」
と望に当たりまがらカルメリーナはそのまま走って逃げた。
そして、望はバランスを崩して前から倒れた。
そして、倒れた同時に目に突き刺さったドライバーが床に落ちた勢いで押し込まれ
グシャアア!
と血を噴き出しながら目から頭の横を貫いた。
「ぎっぎばbがbがああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
と悲鳴を上げながらのた打ち回る。