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207Dead『学習力』

「グガアアアアアアアア!! グガガウダアアアアアア!!」


と呻きながらワイヤーに縛られてのた打ち回る。

アガストは


「うむん、これなら大丈夫ん」


と言ってアガストは遠隔で機械人形を動かした。

そして、近くに来てドイン・ダンドリーを見る。

そして、モニターからアガストは見て


「うむ、これは凄いなん……あの赤ん坊からここまでん……凄いん」


と嬉しそうにしていた。

すると


「あがああああああああああああああああああああああああ! ああああがあああああああああああああああああああああああああああああ!!」


と呻きながら体に巻き付いたワイヤーを切ろうと膨張させる。

それを見てアガストは


「それ以上は止めるん、止めないと体がバラバラになるん」


と言った。

だが


ブチブチブチイイイイイイイ!!


とドイン・ダンドリーはワイヤーをそのまま切った。


「うおおおおん!! 凄いん! これは凄いん!! ピアノ線の強度でも切るん!!」


と再び驚く。


「だが! 防弾ガラスは破れないん、それが君の限界ん……限……界」


と少し戸惑った。


「ウガアアアアアアアアアア!!」


ッバギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! バギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!


とドイン・ダンドリーは拳から血を噴き出しながら殴り続ける。

防弾ガラスひびが入っていく。

だがアガストは動揺しながらも


「だっ大丈夫ん……これぐらい……」


と言ったが


「グガアアアアアアアア!!」


ゴスン!


と両手で拳を作りそのまま殴りつける。

そして


バリ、バリ、バリイイイイイイイ!!


と防弾ガラスは崩れていった。


「!! まっまさか! さすがにこんなジャングル程度で……こんなパワーを……人間が……この研究は私が思った以上の結果を残したん!」


と驚いた。

ドイン・ダンドリーは


「ウガアアアアアアアアアア!! キコエル!! アアアアガアアアアアアアアアアアアアア!! キコエル!!」


と話す。

それを聞いて


「ほほう……あの言葉だけでオウム返しぐらいは出来るん……これなら連れて行かなくともん……放送を聞かせ続ければ言葉を理解するん」


と言ってアガストは


「それならば計画変更だん! 放送を続けてこいつに知識を与えるん! そして制御する為に教育するん!」


と決意してアガストはドイン・ダンドリーの教育を放送で行った。

その甲斐あり


9日後


「ハハハハハハ!! 言葉マスターしたぞ!! お前!! いつも放送する!! お前の思い通りにした!! 何か寄越せ!!」


と完全に言葉を理解していた。

アガストは


「確かに凄いん……もっと掛かると思ったん……まあ……何か上がるぐらいは良いん」


と言って機械で運んだ何かを


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!


とジャングルに何かを落とした。

ドイン・ダンドリーは


「あがあああははははは!! 何だああああああああああああああ!! 臭いが良いぞおおおおおおおおおお!」


と嬉しそうに走り出す。

その間


「グラアアアアアア!!」


とライオンが襲い掛かったりヒグマが襲い掛かったが


「ウラあああ!!」


とそのまま突っ走りタックルで


「ぐがああ!」

「がああああ!!」


と二匹共を昏倒させた。


「凄いん……だが次の段階をクリアーしてこいつは完成するん……人類の完全完成形態を見せるん!」


と期待の声を漏らす。

ドイン・ダンドリーが走った先には白い箱があった。


「?? 何だこれ?」


と言って手で何度か探ると開ける場所を見つけてその通りに開けた。

そこには色々な物が入っていた。

先に白い物を取り出す。


「?? これは? ここから食べるのか?」


と考えながら赤い部分を触る。

そして


「こうか!」


と言ってキャップを開けた。

そして、手探りで穴があるのに気づきそこに口を近づけて


「チュウウウウ」


と吸った。

するとそこから酸っぱいようなだが癖になる味が広がった。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! うめええええええええええええええええええええええええ!!」


と喜びながらそのまま吸い尽くす。

ドイン・ダンドリーは


「おかわりいいいいいいいいいいいいいい!!」


と上空に向かって叫ぶ。

アガストは


「他にもあるぞん!」


と言ってドイン・ダンドリーはその中の物を一気に取り出す。

アガストは


「さっきのもだがそれらは調味料と言うん!」

「ちょうみ? りょう?」

「そうだ! 食べ物にかけて食べるものだ!」


と言った。

それを聞いてドイン・ダンドリーは


「こうか!」


と言って近くにいた鹿の角を引っ張った。


「キイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!」


と鳴くが全くお構いなしに次に赤いドロッとした液を掛けて


「あぐう!!」


と噛みつく。

鹿は


「キイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!」


と悲鳴のように鳴き血飛沫を上げながら暴れる。

だがドイン・ダンドリーは構わずそのまま掛けて食べる。

そして動かなくなった鹿をそのまま骨までその赤い物を掛けながら食べ尽くした。

そして


「これもうめええええええええええええええええええええ!!」


と絶賛した。

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